「ギネス世界記録」もつ日本の食品、知ってる? 有名ブランドの炒飯、焼ビーフン、緑茶
ニチレイフーズの冷凍食品「本格炒め炒飯」が、ギネス世界記録に認定された。冷凍炒飯カテゴリーにおける2020年の年間売上で「世界一」になったためだ。同社が2021年8月11日に発表した。
いつも食べている冷凍食品が世界記録とは、すごい。そう驚く書き込みが、ツイッターにみられる。実は「日本人が慣れ親しんでおり、ギネス世界記録をもつ食べ物」は、ほかにもある。
海外でも人気の「Pocky」
「本格炒め炒飯」は20年前の2001年に、日本で初めて「炒めた冷凍炒飯」として誕生した。同社の発表によると、2015年には約30億円を投資し、大改良をおこなった。250度以上の高温熱風で米をパラパラに炒める「三段階炒め製法」を取り入れ、プロの料理人が作る本格的なおいしさを目指して研究を重ねてきた商品だ。
江崎グリコが製造販売するチョコレート菓子「Pocky」。2020年に、19年の「チョコレートコーティングされたビスケットブランドの世界売上No.1」として、ギネス世界記録に認定された。「Share happiness!」を世界共通のブランドメッセージとして掲げ、日本以外にも中国や香港、米国など多くの国でファンを獲得してきた背景がある。
世界初の味付きビーフンに、ペットボトル入り緑茶
ケンミン食品が手がける「ケンミン焼ビーフン」は、「最も長く販売されている焼ビーフンブランド」として2020年1月にギネス世界記録に登録された。1960年に発売し、60年以上もの間人気を博してきた。発表資料によると、世界初の味付きビーフンとして誕生。世界で年間約1500万食を販売しているという。
さらに、スーパーマーケットなどで手軽に購入できる飲み物も、ギネス世界記録をもっている。
伊藤園のブランド「お~いお茶」だ。2018年から2020年まで、「最大のナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料(最新年間売り上げ)」販売実績世界一として、3年連続で認定された。「お~いお茶」は、1989年2月に缶タイプで販売をスタートしたのがはじまり。その後1990年に、世界で初めてペットボトル入りの緑茶飲料としても発売した。日本茶としての味や香りにこだわって製造を続け、2020年には累計販売本数350億本を突破した。