パスタ「折ってゆでる」は邪道か 「時短で楽」だけど食感や味が心配
「パスタ」を折ってゆでるのはあり?
パスタのゆで方をめぐって、インターネット掲示板でちょっとした論争が起きている。折った方が食べやすい、逆に食べにくい――。
「家に小さな鍋しかない」
J-CASTトレンドは、普段自炊する20代~40代の男女17人に、パスタをゆでるときに折るのはありか、なしか聞いた。結果は、ありと答えたのは8人。なしが9人と、ほぼ半分に分かれた。実際に折ってゆでたことがある人は17人中9人いた。
あり派で目立った意見は「時短になるため」(3人)。「ラクしたいときに」「1分でも早く食べたいから横着して」との主張だ。調理器具の問題もある。「家に小さな鍋しかないから」と答えた人が3人いた。
一般的にパスタをゆでる場合、大きな鍋とたっぷりの湯が必要となる。ニチレイフーズが運営するウェブサイト「ほほえみごはん」では、パスタ100グラムに対して水は2リットル必要だと紹介している。パスタは簡単に調理できて便利だが、湯を沸騰させてから実質スタートなので、そこそこ時間がかかる。
一方で、なし派からは「食感がおかしくなりそう」「味が落ちそう」などと、パスタの味わいに関する懸念があがった。「一度折ってゆでたことがあるけど、食べにくかった」と答えた人も。
秘密兵器は「フライパン」
ゆで方は人それぞれで、正解はない。ただ、弁当にパスタを入れる場合、持ち運び時間を考慮すると、折ってからの調理が適しているようだ。
前述のサイト「ほほえみごはん」では、パスタが長いと麺同士が絡まりやすく、時間が経つとくっついてしまうと指摘。そのため、弁当に入れる場合は「あらかじめ長さを半分にしておくと、からまりにくく食べるときにフォークで少量ずつ取りやすい」としている。
時短したい、家に大きな鍋がない。そんな時にはパスタを折る代わりに、フライパンを使う方法がある。同サイトによると、フライパンでゆでるときはパスタ100グラムに対して水は1リットルが目安。通常より水の量が半分で済み、すぐに沸騰するようふたをして火にかければ、時短にもつながる。
耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する手もある。レシピサイト「クックパッド」には、電子レンジでパスタをゆでる方法が多数投稿されている。見てみると、パスタ100グラムに対して水は250~500ミリリットル程度、と紹介しているレシピが多い。数分加熱するだけで火が通るので、こちらも時短したい場合には良さそうだ。