3000円で世界23か国の料理をテイクアウト アメリカン・エキスプレス「SHOP SMALL」
クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス・インターナショナル(東京都港区、以下:アメリカン・エキスプレス)は、コロナ禍で苦況に立たされている中小店舗への支援として、「SHOP SMALL」(以下、ショップスモール)を2021年7月15日に開始した。
第1弾として、都内51店舗のレストランとコラボし、特別なテイクアウトメニューを届ける「Taste of World」を展開。一律3000 円(税込)で、世界23か国の料理を自宅で手軽に楽しめる。アメリカン・エキスプレスの対象カード会員は30%のキャッシュバック付き。
約110億円かけて飲食店を支援
「Taste of World」はオンラインレストラン予約サービス「Pocket Concierge」経由で利用できる。専用ページから注文・決済し、店頭で商品を受け取る流れ。オンライン予約期間は7月15日~9月8日、予約商品受取期間は7月16日~9月9日だ。
中国や韓国、ベトナム、マレーシアといったアジア圏をはじめ、イタリア、ギリシャ、スペイン、フランスなどの欧州諸国の料理も集結。他にも、米国、チリ、ペルー、オーストラリア、エジプト、エチオピアといった国々のおいしい食が揃う。料理を提供するレストラン名とメニュー例は画像を参照のこと。
キャッシュバック上限は3000円。「アメリカン・エキスプレス・オンライン・サービス」での事前登録が必要だ。提携パートナーが発行するアメリカン・エキスプレスブランドのカードは、キャッシュバック対象外となるので注意。
アメリカン・エキスプレスは世界全体で、ショップスモールに年間を通じ総額1億米ドル(約110億円/1米ドル=110円換算)以上、投資を行っている。日本では17年にスタートした取り組みで、今年で5年目を迎える。
コロナ禍前後で「飲食店での利用金額」約30%減
コロナ禍で、人々が「飲食店を利用する機会」も「飲食店で利用する金額」も減少しているようだ。アメリカン・エキスプレスが 2021年6月に、1か月当たり「飲食店の店内での飲食の利用金額」を調査したところ、19 年(コロナ禍前)の月平均が5105円だったことに比べ、21年(コロナ禍2年目)は月平均3627円と約30%減少したことがわかった。
飲食店の店内での飲食の利用金額(アメリカン・エキスプレス調べ)
また、地域の飲食店をあまり利用しなくなったことで、「お店の味(料理)が恋しい」と人(72.7%)と「お店で過ごす家族や友人・知人との時間が恋しい」人(69.0%)が同程度いることも調査で明らかになった。
「地域の飲食店の味(料理)が恋しい」、「地域の飲食店で過ごす家族や友人・知人との時間が恋しい」(アメリカン・エキスプレス調べ)
そこでアメリカン・エキスプレスは、新型コロナウイルス感染リスクに配慮しつつ、地域の飲食店の味を消費者に安全に届ける取り組みを行っている。海外渡航が難しい状況下で、自宅にいながらにして「海外旅行気分」が味わえるのも嬉しいポイントだ。