ビルの大型ビジョンから巨大ネコが飛び出しそう 新宿駅前に3Dサイネージ

   繁華街の建物に超巨大ネコが出現。今にも飛び出しそうな姿に思わず目を止めてみると、実は大型の街頭ビジョンだった。そんな3Dサイネージが東京・新宿駅前に設置され、2021年7月1日から「プレ放映」をスタートしている。

   名前は「クロス新宿ビジョン」。運営のクロススペース(東京都新宿区)の発表によると、150平方メートルを超えるものでは国内唯一、「4K相当」の画質を表示できる街頭ビジョンだ。

クロス新宿ビルの屋上に出現する3Dの巨大ネコ
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海外では「牛」「波」の3D映像

   湾曲した形状により、一般的な平面サイネージでは表現できない3D映像を放映可能だという。ビジョンが位置するのは、新宿駅東口の「新宿アルタ」の近くにある「クロス新宿ビル」屋上だ。

   巨大三毛ネコは日中のビジョン放映中、たびたび登場する。尾を動かしながらキョキョロと新宿駅周辺を見回すネコ。4K相当の画質により、実際にそこにいるかのような質感で毛並みが表現されている。

   朝、ビジョンの放映開始と共に目を覚まし、夜、放映終了と共に眠りにつく。ビジョン放映は7月5~11日の間は7時~19時で、ネコは不定期ながら1時間に約6回登場する。正式な放映開始日は2021年7月12日だ。

   3Dビジョンは、新宿駅東口広場から見える位置や形状を意識して設計されており、「インパクトのある3D映像を用いたプロモーションやマーケティング」ができるとのこと。

   国内ではあまり事例はないが、近年ではこのような大型街頭ビジョンを利用した海外の3D映像が話題を呼ぶことがある。

   2021年2月にはマレーシア・クアラルンプールのビルで放映された「牛」の映像が、日本でも紹介された。ロボットのような牛が金色に塗装された直後、ビルから飛び出すという内容の3D映像に仕上がっている。

   また2020年5月には、韓国・ソウルの複合施設「COEX K-POP SQUARE」の大型ビジョンに表示された「WAVE」というデジタルアートが、国内外で話題となった。まるでビルに設置された水槽の中で波が渦巻いているかのような映像が、幅80.1メートル、高さ20.1メートルという強大なスクリーンに映し出されるというものだった。

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