袋入りノリ「常温」で保存はダメか ベストな場所は冷蔵庫?それとも冷凍庫?

   きょう6月18日は「おにぎりの日」だ。石川県の旧鹿西町(現・中能登町)から日本最古の「おにぎりの化石」が発見されたことにちなんで制定された。

   「おにぎり」と切っても切れないものといえば、ノリ。ノリメーカー、浜乙女(愛知県名古屋市)広報によると「湿気はノリの大敵」で、梅雨時期は特に「保存の仕方」に注意が必要だという。常温か、冷蔵庫か、それとも冷凍庫か...。

浜乙女の「ノリ」商品ラインアップ
袋入りタイプのノリ(画像2)
密閉性に優れた容器に入れるなら常温保存も可(画像3)
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乾燥剤も忘れずに

   正解を聞く前にJ-CASTトレンドは、画像2のような袋入りノリを購入した場合、どう保存しているか調べた(回答者26人)。

   最多回答となったのは「常温(17人)」。

   内訳を見ると、「購入時のまま(7人)」、「ファスナー付きの食料保存袋に入れたうえで(5人)」、「缶に移したうえで(5人)」などだ。「冷蔵庫」派は計6人で、それぞれ「購入時のまま(3人)」、「ファスナー付きの食料保存袋に入れたうえで(3人)」、そのほか2人が「冷蔵庫」と答えた。開封前は常温保存だが、「開封したら冷蔵庫行き」にしている人も1人いた。

   常温で保存している人が多いようだが、正解は――。浜乙女広報に取材したところ、おすすめは「ノリの袋と乾燥剤ごと、缶や瓶に入れて冷蔵庫にしまう」。ただ、缶やプラスチックボトル(画像3)のように「密閉性」に優れた容器に入れるのであれば、直射日光と高温多湿の場所を避けたうえで、常温保存でもよい。ビニールや、プラスチックバッグの「食料保存袋」を利用する人も少なくなかったが、こちらはどうか。

「物にもよりますが、ビニール袋は意外と空気を通してしまいます。絶対にだめというわけではありませんが、できるだけ真空状態にしたうえで、購入時についているはずの『乾燥剤』も忘れず一緒に入れてください」

ノリにとって空気、湿気は大敵

   冷凍庫での保存は、どうか。前出の担当者が同社品質保証室へ確認したところによると、「常温との温度差が大きいため、常温に戻したときにノリが湿ってしまう可能性があることから、冷蔵庫での保存を推奨している」そうだ。「冷凍」ではなく、「冷蔵」が良い。

   どこで保存すべきか迷った時には、商品パッケージの裏側に記されている「保存方法」を見てほしいという。「直射日光と高温多湿の場所を避ける」とあれば、常温保存でも可ということだ。記者の自宅には販売元が異なる二つのノリがあり、両パッケージ裏に保存方法の指示があった。

「ノリにとって空気、湿気は大敵です。デリケートなので、風味が飛んでしまいます。缶やパッケージから直接食べるときにも『開けっ放し』にしないようご注意ください。ノリを1枚取ったら閉じる、もしくは食べる枚数だけ取り出して、すぐ閉めるのがおすすめです」(浜乙女広報)

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