「わさびじょうゆ」マナー投票に1万5000票 大反響の論争決着させそうな一品

   すしを食べるとき、「わさび」を刺身に直接浸けて食べるか、しょうゆに溶かし「わさびじょうゆ」を作って食べるか。2021年3月23日付J-CASTトレンド記事で投票を募ったところ、1万5000を超える票が集まった(2021年4月28日19時現在)。

   最多は「常にネタにわさびをつけて食べ、『わさびじょうゆ』は作らない(40.8%/6179票)」。わさびじょうゆを作って食べる行為は「お寿司に限らず和食全般でマナー違反」とするすし店もあるが、実は「わさびじょうゆ」を商品として販売しているメーカーがある。

山元醸造「わさびしょうゆ150ml」
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国内外のわさびファンに人気

   「わさびしょうゆ150ml」は、老舗の味噌しょうゆメーカー・山元醸造(富山県高岡市)が2015年1月に発売した「わさび&お醤油のミックスタイプ」。同社広報は取材に、「ちょうど昨日、ネットショップ経由で『10本まとめ買い』した利用者がいた」「海外在住のわさび好きにも好評」と人気ぶりを語った。

「当時の工場長が試行錯誤の末、作りました。わさびを加熱する作業で目が充血してしまい、ゴーグルをつけながら作業したという裏話があります。わさびの辛みは揮発性が高く、風味が飛びやすいのですが、苦労の甲斐があって、本品はツーンとした辛味と風味をしっかりと感じられる商品に仕上がっています」

肉との相性も抜群

   山元醸造のしょうゆはマイルドな甘さと、旨みが特徴。「わさびしょうゆ150ml」でも、甘いしょうゆとわさびの辛味のコラボレーションが楽しめる。魚との相性の良さに加え、広報担当者はステーキを食べるときにソースとしてよく使っており、「おすすめの食べ方」だと言う。

   容量は150ミリリットルなので、一度に「大さじ1(15ミリリットル)」使ったとして約10回分。そのままでも十分な辛味だが、さらに辛さと風味を増したい人、わさびの「食感」を味わいたい人は「追いわさび」するのもアリだ。逆に、そのままだと辛すぎる場合は普通のしょうゆで割るのがよい。広報担当者によると、山元醸造のしょうゆを使った方が「しょうゆ同士の相性が良いため、よりおいしい」が他社製品でも差し支えないようだ。

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