劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」封切即転売 朝の初回上映時にはメルカリに
アニメ映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」が公開早々、グッズ転売にあっている。
封切られた2021年4月16日、初回上映の朝7時すぎにはもう、フリマアプリ「メルカリ」で特製カードや映画のパンフレットが並んだ。
原作者描き下ろしカードも
転売が目立つのは、「IMAX」「MX4D」「4DX」「DOLBY CINEMA」上映限定の入場者プレゼントとして、20万人に配布される「緋色の『再装填』(リロード)カード」。原作者・青山剛昌氏がデザインを描き下ろしたカードで、「メルカリ」では1600円〜1700円(税込・以下同)で転売されている。
劇場用パンフレットも転売の対象だ。東宝公式サイトによると、価格は770円だが、メルカリでは1100円〜1300円が相場となっている。
他の劇場オリジナルグッズだと、定価1100円のアクリルスタンドが3枚セット3444円、定価1320円の「スマートフォンリング」が2222円で出品されている。対象は数多い。
転売スピードにも注目だ。「緋色の弾丸」の公開開始時間は劇場によって異なり、東京都では、TOHOシネマズの「日比谷」「新宿」では初回が朝7時から、「ユナイテッド・シネマアクアシティお台場」では初回8時35分から上映されている。
16日11時ごろにメルカリに出品されている「『再装填』カード」を見たところ、早いものの出品時間は「4時間前」と表示されていた。7時ごろからすでに出品されていたことになる。
サイトで定価販売のグッズがある
「名探偵コナン 緋色の弾丸」は、当初は2020年4月17日に上映予定だったが、新型コロナウイルスの影響で約1年延期となった。メインキャラクターとして、テレビ版「名探偵コナン」でも人気を誇るFBI捜査官「赤井秀一」が登場。「赤井さん」にようやく会えるとして喜ぶファンは多い。それだけに、公開直後からすでにグッズの転売が起きているのは心配だ。
ただ、アクリルスタンドやスマートフォンリングといったグッズは劇場だけでなく、ECサイト「ムービック」で定価販売されている。そのほか、東宝は「ステラ通販.com」でも同じくグッズを販売すると告知している。通販では「『再装填』カード」やパンフレットの販売は今のところ見当たらないが、グッズが欲しいならECサイトを利用するのも手だ。