お腹空いたら「食べられるメモ帳」どうぞ 会議中いきなりむしゃむしゃ
会議中、お腹が空いて「グゥー」と音が。ヤバい。そんな時、手元のメモをパクっと食べて――。
印刷会社のアインズが販売する「食べられるメモ帳 kamihime」は、その願いがかなう画期的なメモ帳だ。書いたメモをいきなり口に放り込んだら、上司もビックリ!?
付属のペンで文字や絵も書ける
J-CASTトレンドは、2021年4月14日に開発担当者に取材した。
メモは水、オリーブ油、ばれいしょでん粉が成分の「可食紙」という紙でできており、そのまま食べられる。気になる紙の食感だが、「モナカの皮を想像していただければ」とのこと。付属のペンは「フードペン」という可食インクが使われていて、こちらももちろん口に入れて問題ない。
可食紙にはフードペンで実際に文字や絵を書けるので、「メモ帳」としての機能も十分。ただし、重要なメモを取ったあとに間違って食べてしまわないように注意したいところ。
可食紙自体には味は付いていないが、口に入れるとほんのり甘い。ただ、箱にそれぞれ食べ物の香りが付いていて、食べ物のイラスト部分をこすると香りが広がるようになっている。香りのバリエーションは、昼食とおやつをイメージした「オレンジ」、「いちご」、「バニラ」、「カレー」の4種類。開発担当者のおすすめは「カレー」。手元にあると、逆にさらにお腹が空きそうだ。
「インターネット上で、『会議中などの静かな空間でお腹が鳴るのを何とかしたい』と悩む人の書き込みを見て、開発しました」
エイプリルフールのネタと勘違い
「食べられるメモ帳」発売は2021年4月1日。エイプリルフールだったこともあり、「ネタでしょ?」「どうせ食べられないよ」と、当初は嘘だと思い込む人もいたそうだ。その後、事実と知って面白がって購入する人が続出した。
1000個限定で発売されたが、発売から2週間で残り約半分だという。想像以上の売れ行きで、社内では嬉しい悲鳴が上がっていると開発担当者は話した。パステル調の柔らかいタッチのパッケージで、とくに社会人の年代の女性から人気を集めているそうだ。
メモ用紙20枚と黒色のフードペン1本が付いて、ひと箱2000円(税込)。同社の公式オンラインショップ「Eins Eco&ユニバーサルshop」にて販売中。