ニンテンドースイッチ「売ってない」を確かめに 都内10店舗回って目にした光景
任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」(スイッチ)は、品薄により入手困難との報告をインターネット上で見かける。2021年4月12日現在、ECサイト「アマゾン」では4万470円(税込、以下同)と、希望小売価格の3万2970円を数千円上回った額で販売されている。
家電量販店の通販サイトを見ると、売り切れの表示ばかりだ。実店舗には在庫が存在するのか、東京都内の店を見て回った。
土曜の開店時間に訪れたら
4月6日水曜日午後、メディアショップ「ゲオ」の中野本町店(東京都中野区)へ行った。携帯専用モデルの「Nintendo Switch Lite」(ライト)の在庫はあったが、通常のスイッチは販売されていなかった。ゲオ公式サイトによると、3月26日~4月18日の入荷分は「店頭での通常販売は行わず、抽選販売のみ」となっている。
同日、新宿区の「ビックカメラ新宿西口店」「ヨドバシカメラ 新宿西口本店」「ヨドバシカメラ マルチメディア新宿東口」、そして「ヤマダデンキ LABI新宿西口館」に足を運んだ。いずれもライトはあったが、スイッチは品切れだった。なお、「ゲオ」以外にスイッチを抽選販売としている店舗はなかった。
この4店の週末の状況を確かめるため、土曜日午前に新宿に足を運んだ。朝10時の開店時に「ビックカメラ新宿西口店」を訪れたところ、スイッチは入荷され、販売されていたのだ。
同店では、スイッチの購入は1人1台までと案内されていた。在庫の台数は不明だが、少なくとも10人以上の来店客がスイッチを買っていく姿があった。
なお他店には、在庫がなかった。
日曜午後の秋葉原では
日曜日の午後には港区の「ヤマダデンキ LABI新橋」と、千代田区の「ビックカメラ有楽町店」「ヨドバシAkiba」「ビックカメラ AKIBA」「エディオンAKIBA」を訪れた。
このうち、13時ごろの「ビックカメラ有楽町店」では、スイッチの在庫があり、販売されていた。記者の目には、本体の画面に貼る「液晶フィルム」と一緒に販売していたように見えたが、広報に確認するとそうではなく、スイッチ単体での販売とともにセット購入が提案されたということだった。
なおフリマアプリ「メルカリ」では、スイッチの新品は3万7000円〜5万円で転売されている。
(4月13日13時3分追記)日曜日の「ビックカメラ有楽町店」については、当初スイッチと液晶フィルムのセット販売が行われていると表記していましたが、ビックカメラ広報・IR室より指摘があり、本文のとおり修正しました。ご迷惑をおかけした関係者の皆様にお詫びいたします。