ヨーグルトがオリーブオイルで大変身 腸内環境の改善おいしく続けよう
美容やダイエットにヨーグルト、毎日食べるから、飽きない味を工夫したい。そんな人はいませんか。
うんち記録アプリを運営するウンログ(東京都渋谷区)・ 長瀬みなみさんに、自宅にある調味料を使って簡単にできる「ヨーグルトレシピ」を教えてもらった。いつもとはひと味違ったアレンジで、ヨーグルトがこんなにおいしくなる!
水切りするだけでクリームチーズみたい
まず、長瀬さんが紹介するのは「オリーブオイルヨーグルト」。プレーンヨーグルトに好みのドライフルーツを加えて、オリーブオイルを小さじ1杯程度垂らすだけで完成だ。ドライフルーツの食物繊維が摂取でき、かつオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」が腸の「ぜん動運動」を促進してくれるそうだ。とくにレーズンは、水溶性食物繊維の「イヌリン」を含むのでおすすめとのこと。
そもそもヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、単体で食べても腸内環境の改善が見込める。一方で「食物繊維」が含まれていない。毎日食べても便秘が解消されない人は、たいていが食物繊維不足だという。ヨーグルトに「食物繊維プラス」を意識することで、さらに効果が期待できる。
記者も実際に作ってみた。意外な組み合わせだが、オリーブも「果実」のためドライフルーツにもマッチする。フルーティーかつ、口当たりがまろやかになって驚いた。
次に「水切り塩ヨーグルト」。プレーンヨーグルト1パックに塩小さじ1/2を混ぜ、コーヒーフィルター(ザルにキッチンペーパーでもOK)などで半日~1日水切りする。
すると、クリームチーズのように固くなる。長瀬さんは「クラッカーや野菜スティックと一緒に食べるとおいしい」と勧めた。記者も実際に調理し、半日水切りしたら、どろどろのヨーグルトが「もっちり」に変化した。ヨーグルトの酸味がさっぱりしていて、野菜につけたらぱくぱく食べられる。マヨネーズの代わりとして使っても良いそうだ。
毎日継続して食べることが大切
水切りした時に出る水分「ホエー」には栄養素が含まれており、そのまま捨てるのはもったいない。ホエーに塩小さじ1/2と砂糖大さじ1を足してお好みの野菜を入れ、3時間ほど冷蔵庫に入れておくと浅漬けになり、2度楽しめると長瀬さん。
店では様々な種類のヨーグルトが売られている。長瀬さんによると、商品を選ぶ際には、加糖のものは避けてほしいとのこと。
「甘みが欲しいなら、蜂蜜やオリゴ糖など腸に良いとされる甘味料を使ってもらうのがいいでしょう。果物入りも一見良さそうですが、結構お砂糖の量が多いので要注意です」。
そして、大切なのは自分の生活スタイルに合ったタイミングで毎日継続して食べることだと指摘する。
「ヨーグルトは甘くして食べるだけのものではありません!さまざまな味付けで楽しむことで、毎日美味しく腸活を楽しんでくださいね」