台湾茶+ビールがいい感じ 春水堂で「ティービール」飲んだら驚きの...
「取材に行ってきて。『ティービール』ね」
私、記者2年目。編集長からこう言われて、頭の中が「??」に。てぃーびーるって、何よ。よくよく聞けば「ティー(茶)」とビールを合わせた飲み物だそうだけど、まだイメージがわかないなあ。
場所は東京・渋谷マークシティの「春水堂」。ここ、「タピオカミルクティー」が有名な店だ!「お酒、売っているんだ。でも、私...」。ちょっぴり不安を抱えながら、渋谷に向かった。
「ジャスミン」と「鉄観音」の2種
「春水堂」渋谷マークシティ店に到着
告白しよう。私はチョー酒に弱い。苦いビールの味に慣れようと、この日のために数回缶ビールにトライしたが......まあ、結果はさておいて、春水堂に到着した。
広報担当者は工藤芽生さん。笑顔が素敵ではつらつとした女性だ。
ティービールは、日本のビールと台湾茶がコラボレーションした新ジャンルのお酒。台湾ではポピュラーな飲み物...というわけではなく、「春水堂でもお酒が飲みたい」との客からのリクエストに応え、今回新たに作り出した。「ジャスミン」と「鉄観音」の2種を販売している。
記者の目の前に、なみなみと注がれたビール2杯が運ばれてきた。
「ティービール」2種(左から「ジャスミンティービール」、「鉄観音ティービール」)
正直に打ち明けておくか、私の秘密を。
記者「実はお酒苦手なんです...」 工藤さん「あら、そうなんですか!?」 記者「でも飲む練習してきました(ドヤ顔)」 工藤さん「わざわざすごい!体当たり取材ですね!」 記者「へへへ(照)」
よかった、怒られたらどうしようかと思った。工藤さん、優しい!
あれ、なんだか様子が
ここで、「ティービール」の開発担当者、伊藤貴弘さんも来てくれた。大のビール好きの爽やかな男性だ。
いよいよ「ティービール」へ、伊藤さん、ビールに台湾茶を注ぎはじめた。
ビールに台湾茶を注ぐ
あれ、なんだか様子がおかしい。
あふれてきた
伊藤さん「あー、これきますね」 記者「え、きちゃうんですか(ドキドキ)」
どんどん泡がグラスの外にまであふれてきた。
ついにこぼれるも「これはこれでおいしそう」と前向きな大人たち
伊藤さん、結構豪快。
これ、やっちゃったんじゃないの?(写真の女性は記者ではありません)
このまま注ぐとテーブルが大洪水になるので、まず数口飲んでビールを少し減らす。そしてゆっくり注ぎ入れれば、あふれることもない。そして、実は伊藤さんは注ぐのが超~上手い。ビールを飲まずに注ぐとどうなるか、私に見せてくれたのだった。ちなみに、ジャスミンのほうが、泡が元気なのだそうだ。
ビールの印象が一気に変わった
良い感じに注がれたティービール(左から「ジャスミンティービール」、「鉄観音ティービール」)
早速、「ジャスミンティービール」から飲む。...おいしい!!
記者「おいしいです、飲めます!(いけるぞ、おい)」 工藤さん「あーよかったあああ!!」
ほっとしたみたいだ。おせじではなく、本当に、非常にすっきりした味わい。ジャスミンの華やかな香りが鼻から抜けて、上品な渋みはあるが普通のビールよりも飲みやすい。台湾茶にはオリジナルのきび砂糖シロップが入っていて、自然な甘みも加わっている。ビールは「ただ苦いだけ」という印象が一気に変わった。
続いて、「鉄観音ティービール」。こちらの方がマイルドで、香ばしい味がする。台湾茶とビールが絶妙なバランスで、こちらもごくごく飲めてしまった。
ぬるくなってもおいしいまま
正直に言います。実はこの時点で、私、結構酔ってました。
この時の気分はこんな感じ(写真はあくまでもイメージで、記者本人ではありません)
でも、伊藤さんにも話を聞かなきゃ。
ジャスミンは「白ビール」、鉄観音は「黒ビール」のようなイメージで、台湾茶の中でも香りに特徴があるこの2種を選んだそうだ。話を聞いて、改めて飲む。
伊藤さん「どうですか?ご自宅で、練習で飲んだビールの味とは違いますか?」 記者「断然こっちのほうがおいしいです!!」 伊藤さん「ビール好きはもちろん、それ以外の方にもおいしく飲んでもらえる商品を、と考えました」 記者「なるほど...まさに私ですね...」
自宅でビールを飲む練習をしたときのイメージ(実際のシーンとは少し異なります)
時間が経過して気付いたが、通常のビールだと冷えているほうが良い。でもティービールはぬるくなってもおいしいままだった。これなら、酒が苦手でもゆっくり味わいながら飲めそうだ。
すっかり、取材でお腹も心も満たされた。でも、このまま帰れないんだった。仕事がまだ残っている。ほろ酔いのまま会社に戻ろうと、渋谷駅へ。
「...どうやって電車に乗るんだっけ...」
酔った頭で乗り換えアプリを開くが、どれに乗れば良いのか判断ができない。30分ほど駅を徘徊する私。半蔵門線、銀座線、これじゃない。
もう、わけがわかりましぇーん(しつこいですが、写真の女性は記者本人ではありません)
迷ったあげく、最後は山手線に乗った。
「家で作れないかな...」。
ぼんやり考えながら電車に揺られていたら、乗り換えるのを忘れかけた。間一髪のところで降り、無事に会社へたどり着いた。
私、結構飲めるクチかも(確信)。