「テニスの王子様」劇場版はテニスしない? 「ラップバトル」に「テニヌだから」
漫画「テニスの王子様」の新作劇場版「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」が、2021年9月3日に公開する。物語は、主人公の越前リョーマがテニスの武者修行のために単身渡米することから始まるが、その内容に「テニスしなよ」と、まさかのツッコミがツイッターで相次いでいるのだ。
「テニスの域を超えたテニス」
映画では、リョーマは現地で、同級生の竜崎桜乃がギャングに絡まれているところに遭遇。助けるため放ったボールと、謎の車いすの人物が放ったボールが激突した瞬間、時空がゆがみ、過去の米国にタイムスリップしてしまう。さらにリョーマは、ギャングたちと「ラップバトル」も繰り広げるという。
「過去にタイムスリップしてテニスギャングとラップバトルって言われても何も伝わってこないよね笑」
「テニスギャングとラップバトルとかパワーワードが並んでいる時点で神映画確定じゃないですか?(錯乱)」
ツイッターにはこのように、戸惑いながらも楽しんで受け止めている声が多く見られる。
「テニスの王子様」は、登場キャラクターたちが超人的な身体能力やスキルを持ち、現実離れした試合を繰り広げる。そのため、以前から「テニスの域を超えたテニス」とのニュアンスで、「テニヌ」という造語を使い、同作にまつわる感想やイメージを語るファンがいる。新作劇場版公式サイトで公開されているトレーラーでは、リョーマがテニスをしているシーンもあるが、「ラップバトル」の話題があまりにも強烈な印象であるためか
「これはテニスじゃない テニヌだからラップバトルもあるんや...」
「テニスギャングとのラップバトルという文字列が強すぎて、さすがテニヌと思うなど」
などの声が上がっている。多くは「テニプリはテニヌだから仕方ない」と「納得」しているようだ。
漫画原作者がラップバトル楽曲手掛ける
また「ラップバトル」という言葉から、男性声優が演じるキャラクターが作中世界の地域=「ディビジョン」ごとにチームを組み、ラップで戦いを繰り広げるコンテンツ「ヒプノシスマイク」を連想する人もいる。「テニプリディビジョン」「青学ディビジョン」と、新たな「ディビジョン」を想像して楽しんでいるようだ。
なお映画は、漫画「テニスの王子様」の原作者である許斐剛さんが製作総指揮をとっている。ラップバトルの楽曲も、許斐さんが手掛けるという。