「鬼滅の刃」新作の舞台「遊郭」 「この世界の片隅に」「銀魂」でも描かれた
2021-02-16 08:00:00
テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編が2021年に放送される。タイトルにある通り、主人公・炭治郎らが次の任務のため、鬼の住む遊郭へ向かう姿を描く。
子どもにも人気の「鬼滅の刃」だが、ツイッターには「全国のちびっ子の親たちは遊郭をなんて説明するんだ?」「子どもらにどう説明すんのかね」と戸惑う声もみられる。「鬼滅の刃」は大正時代が舞台だが、昔の日本を描いたほかの漫画・アニメには、たびたび遊郭が出てくる。
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戦時中や江戸時代の物語で登場
2016年に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」や、同作にエピソードを追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019年)は、第二次世界大戦中の日本が舞台だ。作中では、広島・呉の遊郭で働く遊女と、主人公との交流が描かれている。
「鬼滅の刃」と同じく週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていた「銀魂」は、異星人に侵略された江戸時代が舞台だ。ストーリーの中では「吉原桃源郷」という遊郭街や遊女が登場し、主人公らと吉原の支配者「鳳仙」との対決が描かれた。
テレビ東京で毎週木曜18時に放送されていた「銀魂」アニメ版でも、2009年1月放送の140話などで「吉原桃源郷」でのエピソードが展開されている。
最近では「週刊少年ジャンプ」で連載中の「ONE PIECE」が、江戸時代を思わせる国家「ワノ国」を舞台にしている。「ワノ国」には「侍」や「将軍」の他に、花魁(おいらん)という設定のキャラクター「小紫」や彼女が働く遊郭が登場。
アニメ版「ONE PIECE」(フジテレビ系・毎週日曜9時30分放送)でも20年2月放送の921話などで、遊郭の風景や小紫の活躍が描かれている。