まるで「ユッケ」な牛生ハム ごま油と生卵かけて自宅で「あの味」再現

   生肉料理の「ユッケ」。かつては焼き肉店の定番メニューともいえたが、現在はユッケに用いられる「生食用牛肉」が食品衛生法に基づいて厳しく規制されている。提供には牛肉への微生物検査や、生食用食肉専用の設備での加工が必要となり、外食では以前ほど頻繁にはお目にかかれなくなった。

   そんなユッケ風の「牛生ハム」が、ツイッターで話題になった。自宅で味わえるユッケ「的なもの」のようだ。

卵黄をトッピングした「ごま油で食べる牛生ハム」(ココニャさんの提供)
「ごま油で食べる牛生ハム」のパッケージ(丸大食品提供)
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「食感といい味わいといいユッケそのもの」

   注目を集めたのは、丸大食品から発売されている「ごま油で食べる牛生ハム」。公式サイトによると、付属のごま油をかけてユッケ風に食べることができる、牛もも肉の生ハムだ。

   ツイッターユーザーの「ココニャ@猫写真集、発売中!」さんが実際に食べ、写真とともに「飲んべえの皆さま!!これほんとにユッケでした!!!」と投稿したところ、ツイートは拡散。興味を持った他のユーザーによって、3万回以上リツイートされている。

   J-CASTトレンドが本人に取材したところ、「ごま油と生卵で食べると、食感といい味わいといいユッケそのもの」とのこと。

   また、上記のツイートを見て食べたという「寄せ鍋宝屋」さんによると、「生ハムの色合いと柔らかさ」がユッケに近いという。同様に10代女性は「食感は柔らかくて少しモニュモニュした感じ」としつつ、「とてもユッケらしかったです。味や、付属のごま油がとてもユッケを感じさせるにおい」と話した。

青ネギや青ジソでも

   J-CASTニュースが丸大食品に取材すると、総務課の担当者は、レシピサイトなどの「生ハム」レシピを調査したところ、ユッケ風にアレンジされているものが多かったことから、この商品の発想に至ったとした。

   生ハムは豚肉で作られることが多い。だが、ユッケは牛肉を使った焼肉メニューというイメージがある。そこで牛肉を生ハムに仕立て、ごま油の小袋を添えた同商品を企画したと語る。付属のごま油には「かどや製油」の「純正ごま油(濃口)」を採用している。

   「家飲みのおつまみに最高」「本当にユッケみたい」といった声が寄せられていると、担当者は話す。添付のごま油をかけるだけで十分おいしいそうだが、ほかの食べ方も教えてくれた。

   「パッケージでも紹介している通り、お好みで卵の黄身を加えますと、まろやかさやコクがプラスされ、一層おいしくなります。青ネギや青ジソなどの薬味を添えていただくのもオススメで、ビールのおともにピッタリです」(担当者)

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