菅田将暉、有村架純「花束みたいな恋をした」 調布市「ロケ地マップ」作成配布
人気俳優の菅田将暉さん、有村架純さんがダブル主演の「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督)が注目されている。2021年2月1日に発表された1月30、31日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を押さえてトップに立った。
この人気に素早く対応しているのが、ロケ地となった東京都調布市だ。すでに「ロケ地マップ」を作成配布し、調布市のイメージアップに努めている。
市を挙げて応援
「花束みたいな恋をした」は、「東京ラブストーリー」など多数の大ヒットを生んできた脚本家・坂元裕二さんが、2020年の東京を舞台に書き下ろしたオリジナルラブストーリー。監督はTBSのディレクターとしてドラマ「愛していると言ってくれ」などを手掛け、最近では映画「罪の声」でも話題の土井裕泰さん。
撮影は主として調布市内で行われ、市内のあちこちが映画の中でも重要な場所として登場する。
調布市には、日活調布撮影所や、角川大映スタジオなどがあり、もともと映画とのかかわりが深い。市のサイトには「映画のまちとして映画・ドラマなどのロケ誘致に積極的に取り組んでおりますが、調布市が主な舞台となって多数ロケが行われた、映画『花束みたいな恋をした』を市を挙げて応援しております」と、「花恋」への並々ならぬ意欲が記されている。
「調布パルコ」5階に特設コーナー
調布市が作成したマップには、主人公が散歩した「多摩川サイクリングロード」や、捨て猫を見つけた「道生神社」などが詳しく紹介されており、ファンにはたまらない。
マップは約1万2000枚用意されており、調布市役所3階や、市内の観光案内所などで配布している。
関連動画として、調布市動画ライブラリー(テレビ広報ちょうふ令和2年12月20日号)「ロケ地観光パネルの設置とロケツーリズム紹介映像の公開」も作成されている。
このほか、京王線調布駅前の「調布パルコ」5階のパルコブックセンターでは、映画の写真パネルや関連本などの特設コーナーも設けられている。
ゆかりの場所を巡るにはシェアサイクルが便利だ。