嵐「活動休止」を知った2年前 涙にくれたあの日、「4人しかいない」今
嵐ファンに衝撃が走った発表から、2021年1月27日でちょうど2年だ。
アイドルグループ「嵐」は、19年1月27日に、2020年いっぱいで「活動休止」すると発表した。ファンは、涙にくれた「あの日」を思い返している。
「活動再開はもうないかもしれない」と言い聞かせる
「本当にショックでした。その時ファンクラブの(活動休止を知らせる)メールがまだ届いていなくて、友達からネットニュースのスクリーンショットが送られてきたんです」
熱心な嵐ファンの20代女性は、2年前をこう振り返る。発表を知ったのは、大学院の修士論文発表が終わりのんびりしている時だった。悲しみ、戸惑い、「なんで?」と少し怒りもあった。複雑な心境のまま、1週間はずっと泣いていたと明かす。
グループが活動休止してから、まもなく1か月が経つ。
女性に現在の心境をたずねると、想像以上に活動休止の事実をひしひしと感じている、と話した。休止発表時と20年の大みそかも悲しかったが、実感はなかったそうだ。
「でも、今4人しかいない。めちゃくちゃ寂しいです。4人揃うのは難しいと思いますが、2人でも3人でも、一緒に番組に出演する姿をもっともっと見たいです」
活動再開を期待する半面、希望を持ち続けて結局5人で復活しなかったら、つらくなる。失望するのは嫌だから、「活動再開はもうないかもしれない」と自分に言い聞かせている状態だと明かした。
「衝撃で涙も出なかった」
嵐が活動休止を発表した日。テレビではニュース速報が流れ、同日に東京都内で5人揃って会見を開いた。ツイッターには「あの日から2年なんだ あの瞬間は忘れる訳ないし忘れられない 衝撃で涙も出なかったの覚えてる」、「TVに流れるテロップ見て、隣でうたた寝してた智担(注:大野智さんのファン)の娘をたたき起こしたあの光景、鮮明に覚えてる」と、思い返す人が大勢いる。
休止を約2年後とした理由については「最後まで嵐が嵐らしくあるために、できる限り皆様と嵐が過ごすことができる時間を作り、感謝の気持ちをお伝えする場を設けたいという思いから」と説明していた。
その言葉通り、嵐はその後2年間、テレビ出演やライブと精力的に活動した。
「この2年間沢山の幸せをくれて残してくれた ありがとう」 「たくさん泣いた事もあったけど、それ以上にたくさんの笑顔と感動を貰って、私の中でかけがえのない時間と思い出」
ツイッターには、5人への感謝と、いつかまた揃うその日まで前を向いて頑張るといった書き込みが多くみられた。