大学共通テスト「シャープマスク」着用だめ? 英文字入りNG...入試センターに聞く
大学入学共通テストが2021年1月16日から実施される。今年は例年とは異なり、コロナ禍での受験となる。とくに感染対策として、マスク着用は重要だ。
ただ、マスク選びには注意したい。英文字や地図プリントの柄は着用NGなのだ。では、企業名が英語で刻まれている「シャープマスク」はどうだろう。大学入試センターに、見解を取材した。
「シャープのマスクは差し支えなく使用できる」
「明日の大学入学共通テスト、試験中のマスクは英文字や地図がプリントされたものは着用不可だそうですから、シャープのマスクは使えません。ご注意ください」
21年1月15日午前、シャープの公式ツイッターがこうツイートした。シャープの使い捨てマスクは一見すると普通の白のマスクだが、右下に小さく「SHARP」とロゴが英字でプリントされているのだ。
これに、「ユニクロのエアリズムもアカンやん」、「三菱鉛筆は横文字だらけだけど」、「ユニチャームのマスクもダメですね‥」など、受験生や保護者からは困惑の声も。
すると、シャープは同日午後、
「大学入試センターの方からあらためてご連絡があり、シャープのマスクは差し支えなく使用できるとのことでした。だいじょうぶです。がんばってください」
と訂正した。
手作りマスクはOK、音が出るマスクはNG
たしかに、シャープが注意喚起した通り、大学入試センターの公式サイトには「英文字や地図等がプリントされているマスク等は着用しないでください」と注意が書かれている。こうしたマスクを着けている場合は、試験場で用意している予備のマスクにつけかえてもらうこともあるという。
ただ、企業のロゴがプリントされているものは場合によっては問題ない。J-CASTトレンドが入試センターに問い合わせたところ、企業のロゴは入っていても支障なしと判断することもあるとの説明だった。露骨に英単語が入っているものなど、何もかも良いわけではないが、シャープの場合はこれに該当しないことになる。
無用な心配をしないためには、英文字がプリントされているマスクは避けたほうがよいだろう。
公式サイトにはほかにもマスクに関する注意事項が掲載されている。たとえば手作りマスクについては、口と鼻がしっかり覆われていて顔にできるだけ密着し、洗濯で清潔にしているものであれば着用しても問題ない。しかし、空気清浄機能付きマスクや、音が出るなど他の受験者へ影響を及ぼす機能のついたマスクは着用不可だ。
あらかじめしっかり確認した上で、試験に臨んでほしい。