「銀魂」「セーラームーン」映画公開したけど 緊急事態宣言で我慢は悲しい
劇場版「銀魂 THE FINAL」と「美少女戦士セーラームーンEternal前編」が2021年1月8日、公開を迎えた。ただ東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県を対象に緊急事態宣言が発令されたばかりだ。
ツイッターには、首都圏在住者の「見に行きたいけど我慢」というボヤキも...。
東京の映画館ではレイトショー上映中
銀魂もセーラームーンも、古くからの根強いファンを抱える人気作品だ。以前から映画を待ちわびている人が多く、公開当日にはツイッターに2本とも見ると意気込む書き込みがみられた。
ただ、緊急事態宣言が発令されている1都3県在住とみられるユーザーの反応はさえない。
「セラムンと銀魂見たいけど、緊急事態宣言が終わるまで我慢か」 「少しだけ我慢しようかな 去年から楽しみにしてたからほんと悲しい」
対象地域の映画館は、21年1月8日よりチケットの事前購入を一時休止している。21年1月8日に「TOHOシネマズ」の公式サイトを確認すると、緊急事態宣言対象外の地域は通常通り購入できるが、1都3県はいずれの作品も事前購入できない。
しかし、当日分はインターネットから購入可能だ。都内のTOHOシネマズでは、銀魂とセーラームーンはレイトショーでも上映しており、8日分は「販売中」の案内が出ていた。
今回の緊急事態宣言では、飲食店の時短営業要請が主で、それ以外の施設は対象から外れている。ただ、東京都は人の流れを抑えるため、映画館や劇場に対しても営業を夜20時までとするよう協力の「呼びかけ」を行っている。
鬼滅の刃は4D対応を見るために「遠征」
もうひとつ気になるのが、大ヒット中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。公開からまもなく3か月だが、いまだに映画館では他の作品と同等の上映回数だ。緊急事態宣言下の1月8日も、たとえばTOHOシネマズ新宿では1日に6回上映されている。
ツイッターには「鬼滅の刃の4Dも見てないし・・・緊急事態宣言出ちゃったし...でも見たい」と葛藤する人も。実は同作品は20年12月26日から「MX4D」、「4DX」でも上映されている。4Dでは座席が上下左右に動き、水や風、香りなどが映画の内容と連動して体験できる。通常よりも臨場感が感じられ、ファンにはたまらないのだ。
4D対応は、全国でも限られた映画館だけ。ツイッターには「温風対応の4DXに鬼滅の刃遠征したい」、「遠征して鬼滅4DX観てきたー」と、コロナ禍でも鬼滅の刃のために遠くまで足を運ぶ人がいた。ただし、チケットの事前購入はやはり不可能なので、席が確保できるかどうかは上映日当日になってみないと分からない。