おでんに「いなり寿司」入れるとおいしい バナナはどうだ!意外にイケる具材
「おでんにおいなりさんを入れるとめちゃくちゃ美味しい」。インターネット上の掲示板サイトで、こんな書き込みがあった。
冬にぴったりのおでん。大根、こんにゃく、たまごなどが定番だが、入れてみると意外においしい具材は他にもありそうだ。J-CASTトレンドの記者もいくつか試してみた。
いなり寿司の酢飯もいいね!
今回は、手軽にパウチに入ったおでんを使用した。鍋に具材と汁を投入し、火にかける。ぐつぐつしてきたら、通常なら出来上がりだ。だが、今回はそのまま食べたい気持ちを抑えて、そこにいなり寿司を追加した。
本当に合うのだろうか...。半信半疑で煮込んだ。10分ほど経過し、ある程度ダシが染みてきたところで取り出した。
もともと甘辛く煮られているいなり寿司の油揚げに、おでんのダシがしみ込んでいる。噛むとじゅわ~っと甘じょっぱい。たしかに、おでんには「巾着」として油揚げが入っている。もともと相性は良いのだろう。むしろこちらの方がおいしい気がした。
意外に、いなり寿司の酢飯もマッチしている。最後には油揚げが破れたが、ダシと酸味の効いたご飯が混ざって、一風変わったお茶漬けのような感覚になった。
トマト、ブロッコリー、そしてバナナも煮た
他にも、プチトマト、ブロッコリー、それに思い切ってバナナもおでんに入れてみた。
トマトは、居酒屋でたまにみかける。竹串にさして、コトコト煮込むと、5分ほどでトマトの皮が剥がれるほど柔らかくなった。口に入れるとプチトマトが割れて、トマトとダシのうま味が広がった。トマトの酸味が爽やかな口当たりで、これは箸休めに良さそうだ。
ブロッコリーは、冷凍ものを使用した。コンソメスープやシチューなど、どちらかというと洋風のメニューに入っているイメージが強いが、おでんのダシにもとても合うことが判明。しばらく煮込んだブロッコリーは「ほくほく」で、いつもよりも甘みが強く感じられる。メニューがあれば、頼みたくなる...。
そして、最後にデザート代わりにバナナも煮込んだ。変わり種おでんとして、実際に一部の飲食店では提供されているとの情報が、インターネット上にあがっていたのだ。
皮ごと投入してからしばらく煮込み、皮の色が変わってきたところで取り出した。バナナはアツアツでとろっとしていて、まさに新食感だ。若干ダシのしょっぱさも感じるが、バナナの味が勝る。フルーツも「あり」かもしれない。