「鬼滅の刃」最終巻すでに転売横行 発売から数時間、書店で在庫ありのケースも

   人気漫画「鬼滅の刃」(集英社)の最終巻となる23巻が、2020年12月4日に発売された。書店には多くの客が詰め掛け、行列ができたところも。ECサイトでは、発売から数時間で在庫切れが多い。

   一方でフリマアプリ「メルカリ」では、すでに高値での転売品が出回っている。

「鬼滅の刃」23巻(著・吾峠呼世晴)
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「フィギュア付き同梱版」に1万円

   ECサイト「楽天ブックス」や「TSUTAYAオンラインショッピング」では、4日夕現在すでに在庫がない。東京都中野区の書店2か所を訪れた男性に聞くと、1店はすでに売り切れだったが、もう1店にはまだ在庫があり、「1人1冊まで」という注意書きがあったと話した。

   23巻は通常版(460円・税別)と、単行本に4体のフィギュアが付いてくる「フィギュア付き同梱版」(5200円・税別 以下、同梱版)の2種類がある。同梱版は予約限定の商品で、半年ほど前の6月18日が予約締め切り日だった。発売はいずれも12月4日だ。

   ECサイトを10件見たところ、通常版であれば、アマゾンと紀伊国屋商店の通販サイトには在庫があった。価格はいずれも506円(税込、以下同じ)だ。記者が確認したのち、アマゾンでは19時までに売り切れてしまった。

   アマゾンでは、同梱版の販売もあった。ただし、アマゾン以外の出品者からの商品。8000円〜1万円という高値で、30品ほど売り出されていた。

   メルカリを見ると、アマゾンと紀伊国屋商店では在庫があるにも関わらず、通常版を1000円〜1600円という価格で売り出している出品が少なくとも100件は見られた。すでに購入されているものも数十件ある。さらに同梱版でも、6800円〜1万円での出品が100件以上あり、6800円〜7700円の価格帯では売り切れとなっているものが多かった。

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