柿と牛乳だけでプリン作った 混ぜて冷やすだけで固まるマジック

   「柿プリン」と聞くと、少々意外に感じるかもしれない。「全国農業協同組合連合会岐阜県本部」(JA全農岐阜)のツイッターアカウントがそのレシピを、2020年11月15日に公開した。

   牛乳と「柿」というあまり目にしない組み合わせと、2つの材料で「プリン」が作れる手軽さからか、ツイートには多くの反響が寄せられている。J-CASTトレンドの記者も、早速作ってみた。

柿と牛乳でできる「柿プリン」
柿・牛乳・砂糖を用意
柿のヘタ・皮・種を取り除く
全てをミキサーへ入れて混ぜる
混ぜたことでできた液体
冷やすとプリンのように固まった
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まず柿のヘタと種を除き、皮をむいて...準備完了

   通常、プリンを作るには牛乳を熱して砂糖と溶いた卵に加え、また火を通した後に冷やすといった工程が必要だ。カラメルソースまで用意すると、なお手間は増える。

   今回の「柿プリン」は材料をミキサーにかけて冷やすだけだ。JA全農岐阜のレシピ通りに用意したのは、

・柿1つ(正味200g)
・牛乳100cc
・砂糖大さじ半分
・ミキサー

と、材料3種類プラス器具1つだけ。柿プリンを冷やすために冷蔵庫は必要だが、業務用でなく家庭用でもちろん構わない。

   まずは柿のヘタと種を取り除いて、皮をむく。準備は、たったこれだけだ。ミキサーに材料全てを入れ、30秒程度かくはん。混ぜ合わさった液体を冷蔵庫に入れた後、約3時間冷やした。

   冷蔵庫から柿プリンを取り出し、スプーンを入れると、確かに固まってプリン状になっていた。口にしてみると、プリンを少しだけ寒天に寄せた食感がしつつ、柿特有の素朴な甘さと風味漂う不思議なスイーツになっていた。柿好きにはたまらない。

料理未経験でも簡単

   なぜプリンのように凝固するのか。JA全農岐阜は、柿に含まれる「ペクチン」(食物繊維の一部)と牛乳のカルシウムの作用によるものなのだとツイートで説明している。

   今回は砂糖を入れたが、JA全農岐阜のツイートによれば、柿が完熟していれば必要ないとのことだ。菓子作り経験がなかった記者でも簡単にできた。

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