グーグルフォト「無料で無制限」終了 最大15GBまで...乗り換えるならどこに

   「グーグルフォト」の無制限サービスの終了が2020年11月11日(米国時間)に発表された。突然のアナウンス、しかも無料で使える範囲が大幅に縮小となる。インターネット上では、今後の写真管理に困るとの声が相次いでいる。

   これを機に、利用者は写真を保存する別のサービスを考え始めた。ツイッターユーザーの間で急浮上しているのは――。

大切な写真は限りなく保存しておきたいが
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アマゾンプライム会員なら写真無制限、でも...

   グーグルが提供する「グーグルフォト」へのアップロード方法には、画質を変更せずに保存できる「元のサイズ」と、画質をやや落とす「高画質」の2種類がある。「高画質」を選べば、無料かつ無制限で写真や動画を保存できる。ところが21年6月1日以降は「高画質」モードでも最大15GBまでしか保存できなくなる。スマートフォンで撮影した写真を高画質モードで保存した場合、約1万5000枚分。それ以上は、100GBで年間2500円(税込、以下同)、200GBだと年間3800円といった追加料金を支払わねばならない。

   できることなら無料・無制限を続けたい。そんな利用者が目を付けたのが米アマゾンの「アマゾンフォト」だ。年会費4900円で、アマゾンで購入した商品が通常よりも速く配達される「お急ぎ便」や、動画・楽曲配信サービスを提供している「アマゾンプライム」の会員向け。だが、現状、写真については容量無制限。画質を落とす必要もない。

   「アマプラ入ってるしそっちに移行しようかしら」「写真も品質そのまま無制限に移行できる...これは実質タダなのでは」「プライム会員なら無制限で使えるから実質無料さ!」といった声が出ている。

   ただ「アマゾンフォト」は、動画の保存容量は5GBまで。これを超える場合には、追加料金が必要となる。100GBまでが年間2490円、ワンサイズ上の1TB(1000GB)が年間1万3800円だ。これ以上のプランもあるが、高額になる。

「変更以降も無料で15GB」をどう見るか

   他のクラウドサービスを見てみよう。 米マイクロソフトの「One Drive」や米Dropboxが提供する「Dropbox」では、グーグルフォトやアマゾンフォトのように、スマートフォンから自動的に写真をアップロードできる。前者は5GBまで、後者は2GBまでが無料だ。保存できる動画の上限も、この容量の中に含まれる。

   グーグルフォトは変更以降も無料で15GBまで利用できる。「アマゾンフォト」は、すでに「プライム」会員なら、写真容量が無制限だが動画には制限がかかる。各種サービスを賢く使いこなすテクニックが必要となりそうだ。

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