就寝前に食べる「ナイトチョコレート」 日本での認知度は2割未満も、8割弱が「魅力を感じる」
江崎グリコ(大阪市)は、「睡眠実態に関する大規模調査」を実施し、2020年10月29日に結果を公表した。
調査から、就寝前にチョコレートを食べる「ナイトチョコレート」に関する認知度などが明らかになった。
ナイトチョコレート「知っている」のは全体で19.0%
調査対象者は、20代~60代の男女1万人。
同社の発表によると、ナイトチョコレートは寝る前にチョコレートを食べることで気持ちを落ち着かせるものだ。欧米ではすでに習慣になっているという。
ただ、本調査では「ナイトチョコレートを知っているか」という質問に「知っている」と回答したのは19.0%、「実践したことがある」と回答したのは5.7%で、日本での認知度はまだ低い結果だった。一方、年代別に結果を見ると、60代は認知度が18.3%なのに対し、20代は22.5%と高かった。
ナイトチョコレートを知っていると回答した1895人に知った時期を尋ねたところ、「1年以内」(34.1%)が最多だった。年代別では、20代(51.3%)、30代(45.0%)は「1年以内」に知った人が約半数を占める結果に。
次に、ナイトチョコレートを知った情報源について。「テレビ」(46.4%)が最も多く、次いで「国内外のホテル利用時」(21.2%)、「web記事・ブログ」(18.9%)と続いた。20代では「SNS」(21.5%)で知ったという人も2割ほどいた。
9割が「リラックスでき、気持ちよく眠ることができる」実感
続いて、すでにナイトチョコレートを実践している100人にその効果を尋ねた。「リラックスでき、気持ちよく眠ることができる」(91.0%)、「ぐっすり眠れた気がする」(89.0%)、「スッキリ目覚められる」(86.0%)など、実践している人の8割以上が睡眠に関して良い効果を実感していた。ナイトチョコレートの魅力については、「チョコレートを食べるだけで、リラックスできて寝つきがよくなるのでとてもいいと思う」(32歳女性)、「とてもリラックスできて、手軽に試しやすい」(36歳男性)などの声が寄せられた。
実践していない100人にナイトチョコレートの効果を提示し、魅力に感じるかどうか聞いた。すると、78.0%が「魅力を感じる」と回答した。
サービスの一環としてナイトチョコレートを行うホテル「ザ・キャピトルホテル 東急」の総支配人・末吉孝弘さんは、発表資料内で「チョコレートの甘さを楽しみながら幸福感に包まれ眠りにつくナイトチョコレートは、とても素敵な習慣になると思います」とコメントを寄せている。
なお、本調査は20年9月28日〜29日にインターネット上で実施された。