劇場版「鬼滅の刃」小学生だけで見に行けない? 「保護者の助言・指導必要」の意味
2020-10-16 07:30:00
劇場版「鬼滅の刃・無限列車編」が2020年10月16日に封切られた。大人気少年漫画が原作ということで、チケットの予約が始まった際はオンラインでちょっとした「騒動」も起きた。
この作品、映画倫理機構(映倫)が定めるレイティングは「PG12」だ。映倫公式サイトの「映画4区分の概要」には、「12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要」を意味するものとある。「小学生だけでは見に行けないの?」。ツイッターには戸惑いが見られる。
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映倫「『鬼滅の刃』のケースで言えば、作中に...」
「PG12」の映画は、小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれており、「一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向き」。高学年の場合でも「親又は保護者の助言・指導」が必要な区分であるとされている。
この「親又は保護者の助言・指導」について、ツイッター上では「具体的に何をすればいいの」という疑問の声が出ていた。そこでJ-CASTトレンドは、映倫に話を聞いた。
取材に応じた担当者は「映画によっても違うので、ひと言では言いにくい」とした上で、
「今回の『鬼滅の刃』のケースで言えば、作中に殺傷・流血といった刺激的なシーンがあることを予め保護者から年少者に伝えておくこと。その上で、『そういったシーンを見ても問題がないか』を年少者に確認してから鑑賞させること、などが必要です」
と説明した。なお、こうした指導をした上で各保護者が認めた場合は、「年少者だけで鑑賞することもできる」と補足した。必ずしも保護者が同伴する必要はないというわけだ。