TENGAまたやってくれた 「デンジャラスでアダルト」辛過ぎてもん絶「ビッグカツ」
TENGA(東京都港区)は、冬季限定出荷の定番製品「HOT TENGA ORIGINAL VACUUM CUP(ホットテンガオリジナルバキューム・カップ)」を2020年10月8日から販売する。
あわせて、同日からすぐる(広島県呉市)が製造・販売する駄菓子の「ビッグカツ」とコラボした「史上最熱(さいねつ)のHOT TENGAキャンペーン~必ずついてくる!HOT TENGA味の激辛いビッグカツ~」を一部店舗限定で実施。「HOT TENGA」1本購入につき、辛い物好きでももだえる"デンジャラスでアダルト"な辛さの「HOTビッグカツ HOT TENGA味(以下、HOTビッグカツ)」がもらえる。記者が体当たり試食したら、大変なことになった――。
「辛い物見たさ」で一口食べたら、あれ?
記者は辛さにあまり耐性がない。ビッグカツ史上最上級の辛さと聞いて、一口でノックダウンの可能性もあると考え、まずは三分の一程度かじってみた。「食べた瞬間、激辛か」と思いきや、そうでもない...。
その瞬間、記者の体に異変が起きた。口が熱くて、痛い。辛いのではなく、しびれる。気付いたときには冷や汗が吹き出していた。じわじわと、焼けるような辛さが身に染みてくる。思わず水を飲んだが、これが大きなミスだった。余計に辛さが広がってしまった。
記者はそれから5分以上、使い物にならなかった。じっと耐え忍ぶしかないが、次第に口から喉、そして腹へと辛さが伝播していくのがわかる。一口しか食べていないのに...。結局、家族を巻き込んでようやく一枚の「HOTビッグカツ」を食べ終えた。
すぐる広報「一番苦労したのは試作品の作成」
TENGA広報に取材した。2019年の「HOT TENGA」キャンペーンではカレー専門家監修のもと、本格派のカレーを作り上げたことを踏まえ、「『TENGAらしさ』を表現するには、通常のスケール感とはかけ離れた、もっともっと"とんでもない辛さ"が必要なんじゃないか」と考えたという。
「そこで思い浮かんだのが、ロングセラー駄菓子の「ビッグカツ」でした。すぐるの担当者とは、『Twitterの企業アカウントの中の人』として知り合っていました。そこで意を決して『すぐるさんの本気の辛さ、見せてください』と切り出すと、なんと先方が快諾!こうして今回のコラボが生まれました」
すぐる広報にも聞くと、「史上最も辛い商品の開発」にまつわるこんな秘話を教えてくれた。
「一番苦労したのは試作品の作成です。試作し味見をするのが本当に大変でした。お尻もだいぶ痛い思いをしました(笑)」
「製造において、作業者の目に付着しないよう気を付けたりしました。その中で特に大変だったのが清掃です。(生産機械を)全部品解体して、徹底的に洗浄する必要がありましたので、実は製造時間より清掃時間の方が長かったのは内緒です」
「本気の辛さ」を表現するため、製造側も辛さにもだえながら仕上げたようだ。
同キャンペーンはHOTビッグカツがなくなり次第終了する。