「GoTo」東京追加翌日、羽田空港の賑わいは 金曜午後の国内線ターミナルに行くと

   国の観光支援策「GoToトラベルキャンペーン(以下、「GoTo」)」の対象に、2020年10月1日、東京発着の旅行が加わった。

   翌10月2日、記者は東京・羽田空港国内線第1・第2ターミナルを取材した。この日は金曜日。コロナ禍により激減していた客足は週末に向け、少しは戻っているのだろうか──。

第1ターミナル到着ロビーの様子。人通りは少ない。
第1ターミナル到着ロビーの登場出口。
第1ターミナル出発ロビーの様子。
第1ターミナル出発ロビーの窓口は、いずれもほとんど列が無い。
第1ターミナル出発ロビー外には、乗りつけるバスや車も少ない。
第2ターミナル出発ロビーの搭乗手続き窓口。
第2ターミナル到着ロビーの様子。
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客足少なく、行列もほぼない

   10月2日13時ごろ、まず第1ターミナルの到着ロビーに足を運んだ。スーツケースを持った人がロビーを歩いている様子は散見されたものの、平時と比べて人通りは明らかに少ない。ちょうど13時前後に徳島と北九州から到着した2便があったのでしばらく待ってみたが、到着出口から出てくる人の数はまばらだった。

   次に、出発ロビー。こちらでもやはり人通りは少なく、搭乗手続きや手荷物検査の窓口にも列はほとんどない。また、ロビーに面して並ぶレストラン街や売店も客足は乏しい様子で、中には昼時にも関わらず営業していない店舗もあった。

   記者が昼食をとった第1ターミナルのレストランは4人掛けのテーブル席が6つほどあり、その他2人掛けのテーブル席や1人席、カウンター席などを合わせると50席ほどの規模。14時ごろに入店した際には記者を含め6、7人ほどの客数だったが、退店した15時ごろには記者1人しか残っていなかった。

   16時ごろに訪れた第2ターミナルでも状況は似たり寄ったりで、出発・到着ロビー共に平時と比べて閑散としている印象。羽田空港国内線ターミナルの客足は、依然として全体的に少ないままだった。

「これから徐々に増えてくるのではないか」と期待

   記者は、第1ターミナル到着ロビーに店舗を構える売店のスタッフに話を聞いた。

「相変わらずお客さんは少ないままです。そもそも人通り自体が地方の空港みたい。『GoTo』の対象に東京も追加されたようですが、今はまだその影響は全然実感できていません」

   それでも、「まだ追加されてから2日目」とスタッフ。現時点で客足が少なくても、「これから徐々に増えてくるのではないか」と期待している様子だった。「GoTo」の東京追加により羽田空港に客足が戻ってくるのは、もう少し先になりそうだ。

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