カシオ「G-SHOCK」から新作「MTG-B2000」 メタルの存在感を美しく際立たせる

   カシオ計算機(東京都渋谷区)の耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」から、2020年秋冬の新作モデル「MTG-B2000」が登場する。20年11月13日に発売予定だ。

   その「お披露目会」が9月24日にオンラインで開催された。同商品の開発担当者である牛山和人氏と、デザインを担当した松田孝雄氏が出席、説明した。

2020年秋冬の新作腕時計「MTG-B2000」
デュアルコアガード構造
「MTG-B2000BD」
「MTG-B2000B」
「MTG-B2000D」
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デザインの進化と軽量化を実現

   「MTG-B2000」は、メタルと樹脂の融合をポイントに、これまで販売してきた MT-Gシリーズのコンパクトなサイズを受け継ぎつつも、メタルの存在感を美しく際立たせている。

   牛山氏によると、MTG-B2000には今回新たに開発した「デュアルコアガード構造」を採用した。この構造では、ケースと裏蓋を継ぎ目なく一体化させた「カーボンモノコックケース」をメタルフレームで囲むことで、正面とサイドからメタルの美しい質感を楽しめるようになっている。

   これまでは、G-SHOCKの特徴でもある耐衝撃性能を保つために、サイドに樹脂製のボタンガードが必要だった。しかし、今回はガードがなくても耐衝撃性能を維持できる「カーボンコアガード」を用いた。メタルと樹脂に、軽量かつ剛性の高い「カーボン素材」を組み合わせることでボタンガードをなくし、デザインの進化と軽量化を実現したと説明した。

   さらに、メタルバンドにも新たな構造「新レイヤーコンポジットバンド」を採用し、従来のMT-Gモデルと比較して15%ほど軽量化に成功。「全体的にメタルの構造を高め、正面だけでなく、側面にもこだわりました」と話した。

デザインはメタル用いてシャープなイメージに

   秒針の正確性にもこだわり、時刻修正やモード切り替えなどをスピーディーに行う。また、Bluetooth(ブルートゥース)搭載で、自動時刻修正にも対応している。

   松田氏は、デザインについて説明。MTG-B2000では、メタルを用いて全体的にシャープなイメージにまとめたかったと話した。コンパクトなサイズの実現がとくに難しく、イメージをかたちにするために、商品の設計者とは何度も調整を行ったと明かした。

   なおMTG-B2000では、LEDライトが文字板を鮮やかに照らし出し、暗い場所でも視認性を確保している。

   デザインはベゼルがレッドの「MTG-B2000BD」、ブルーの「MTG-B2000B」、ブラックの「MTG-B2000D」の3種がある。

   価格はそれぞれ13万7500円、12万1000円、12万6500円(全て税込)。

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