大人用オムツは恥ずかしいものじゃない 大王製紙「アテント」ブランドキャンペーン
大王製紙(東京都千代田区)は2020年9月18日、自社の大人用紙オムツブランド「アテント」の発売40周年を記念したブランドキャンペーンを実施した。
同日正午から東京都豊島区にある巣鴨萬盛堂薬局で、オリジナルエコバッグ「ポジ袋」と「アテント・下着爽快プラス超うす型パンツ」を抽選で30人の来店者に配布するイベントを開催した。
「ポジ袋」は買い物用バッグに活用と当選者
エコバッグの配布は1時間ほど行われ、抽選に参加したのは主に50~60代の女性が多かった。J-CASTトレンドは当選者の女性4人に取材した。まず、エコバッグの使い道についての質問。いずれの女性も「買い物用などのバッグとして活用する」と回答した。
次に、エコバッグのデザインについて。60代女性は、バッグの片面にプリントされた「ハートマークが良い」とし、持ち手部分が長いことから「背負うこともできそう」と答えた。50代の女性は「無料配布の品とは思えないほど良いデザイン」と感心。親がオムツを使用しているという40代女性も「普段使いにもできるデザイン」とし、「普通のバッグには入りきらない大容量サイズのオムツのも入る大きさで便利」と評価した。
大王製紙のエコバッグ配布キャンペーン担当者は今回の配布について、
「『オムツ』というと、大人用とはいえどうしても『恥ずかしいもの』というイメージを抱かれがちです。今回のエコバッグ配布を通じて、大人用オムツは『オムツ』ではなく『パンツ』の一種であること、まったく恥ずかしいものではないのだということを広く知ってもらいたいです」
と思いを語った。
子ども世代はオムツ着用「恥ずかしくない」8割超
大王製紙は9月18日、大人用オムツについての意識調査の結果を公表した。全国の60歳以上の男女200人および親と同居する30~59歳の男女200人を対象に、8月28日~30日にインターネット上で行った調査だ。60歳以上を「親世代」、30~59歳を「子ども世代」と定義した。
親世代の200人に「大人用オムツの使用状況と今後の使用について」を質問。60.5%が「必要になったら使用を考える」、2.5%が「使用していないが、使用したい」と回答した。大人用オムツの使用意向がある人が、6割を超えた。
次に、「大人用オムツの着用を恥ずかしいと思うか」。親世代では「恥ずかしい」が16.0%、「やや恥ずかしい」が30.0%となり、合計するとおよそ半数となる46%となった。一方で、子ども世代は「恥ずかしいと思わない」が43.5%、「あまり恥ずかしいと思わない」が39.5%と、8割以上の人が恥ずかしくないとした。親世代と比べて子ども世代は、大人用オムツの着用を恥ずかしいと思っていないことが明らかになった。