サーカスの「火」を消さない 新型コロナで窮地、クラウドファンディングで支援を
2020-08-29 06:00:00
ポップサーカス(大阪市)は、「アーティスト達の練習環境等を維持管理する費用を得る」ため、2020年8月3日からクラウドファンディングサイト「A-port」で支援を募っている。
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2月以降の公演がすべて中止や延期
日本では数少ない本格的なサーカスショーを展開する「ポップサーカス」は、新型コロナウイルスの影響で2月以降の公演がすべて中止や延期となり、栃木県宇都宮市での足止めを余儀なくされているという。"超人"的な離れ業を披露する海外のトップ・アーティストたちは、ステージに立てないままだ。
アーティスト、スタッフは「大型テント会場」に併設された宿舎ゾーンで共同生活を送り、再びショーを披露する日のため、休演中でも厳しい練習の日々を送っているという。現在は栃木県内で、有志による自主公演の実施やイベント出演など制限された活動を余儀なくされており、練習環境などを維持管理する費用を賄うまでには至っていない。
そこで、「アーティスト達の練習環境等を維持管理する費用を得る」ために、プロジェクトを立ち上げ広く支援金を募っている。希望者には、ジグソーパズルやペア・マグカップなどのリターン(返礼品)を送付。すでに多数の支援によって当初の目標額は達成したため、現在は「施設や設備、運用方法などの拡充・整備を行う費用を得る」目標を加え、「1000万円」の新たな目標額を設定した「ネクストゴール」に挑戦している。