新型コロナで学校の夏休み超短い 宿題の大物「自由研究」が親を悩ませる
2020年の「夏休みシーズン」到来だ。7月31日、ツイッターには「明日から夏休み」と喜びを爆発させる声が多い。一方、新型コロナウイルスの影響で、例年と比べ夏休みが短い人が少なくないようだ。「2週間しかない」、「1週間ぐらい」との投稿が見られる。
休みが短期でも、宿題は出る。特に子どもたちの親を悩ませているのが「自由研究」だ。
どっちでもいいのに「やる!」と意欲満々の子
「今年の夏休みは10日間しかないのに課題の量は昨年と変わらないうちの学校は何?(中略)自由研究やれったってどうしろってんだ」
「【悲報】子どもの夏休みの課題に『自由研究』が普通にある コロナで夏休み短いしどこにも行けないからきっと無いだろうと期待していたのに...」
こんな「悲鳴」がツイッターから流れてきた。自由研究はテーマ設定から調査、結果のまとめと作業が多く、大人の手助けも一部必要とする場合がある。宿題の中でも負担が大きくなりがちだ。
ツイッターを見る限り、学校の中には「息子は今年は夏休みが短いので自由研究無しとなりました」と特別措置を取るところや「自由研究も読書感想文も任意。両方やらなくても良いそうです」と、選択制にするところもあるようだ。半面、
「夏休みの自由研究必要とかこの短い日数でやめてくれ 学校が『どっちでもいい』って言ってるのにやるって言ってる息子もやめてくれ」
「今年の自由研究や工作などは余裕あれば、という任意制。でも娘は『工作やる!』と意欲満々。えー...ゆるくいこうぜー」
と、子どもの自主性に複雑な思いの親も。だが、「長男、自由研究もやるってよ。やる気は無下に出来ないので、サポートせねば」と意気込みを見せる人もいる。
外出難しい・・・自宅で利用できるサービスは
今年の夏はコロナの影響で外出が難しい。在宅で利用できる無料サービスやウェブサイトが頼りになりそうだ。
例えば学研が運営する小中学生のためのコンテンツポータルサイト「学研キッズネット」には、「自由研究」にまつわる情報を集めた特設ページがある。テーマ探しから進め方、まとめ方のコツを文章とイラストでわかりやすく紹介している。テーマは「実験」、「観察」、「工作」、「調べ学習」といったカテゴリー別または学年別などに探せる。
レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely(東京都品川区)も小中学生向けに、「自由研究レシピ動画」を無料で公開した。気づいたことや学んだことを記録できる「学習プリント」も提供している。「氷点降下」の性質を利用して冷凍庫を使わずにシャーベットを作る、本来混ざらないはずの水と油がどうして混ざるのかをマヨネーズ作りを通して考えるなど、料理をしながら理科や化学の学びを深められる内容になっている。