ハイキューに鬼滅の刃、約ネバ 人気連載終了相次ぐ「少年ジャンプ」の未来は
高校バレーボール部を舞台にした漫画「ハイキュー!!」が、「週刊少年ジャンプ33・34合併号」(2020年7月20日発売)で最終回を迎えた。古舘春一さん作、連載開始以来、約8年半の歴史に幕を下ろした。ツイッターには「お疲れ様でした」、「たくさんの感動をありがとうございました」と称賛の声が多数上がっている。
中には、「ジャンプ」の人気作品が立て続けに連載終了していることに触れ、「なんかジャンプの一時代が終わったような印象」と寂しげなユーザーも。5月18日に「鬼滅の刃」(作者:吾峠呼世晴)、6月15日には「約束のネバーランド」(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか)が、それぞれ完結したばかりだ。
「5年に一度はある人気作品の枯渇」だけど
「ハイキュー最終回なんだ...鬼滅も終わって...約ネバもおわって...ジャンプ大丈夫?w」
「ハイキューも鬼滅も約ネバも終わったジャンプに何が残るのか」
ツイッターには、こんな声が。「約ネバも鬼滅の刃もハイキューも無駄に連載引き伸ばされずにきれいに完結してよかった」と、潔い幕引きを歓迎する意見もあるが、多くは人気作の"卒業"を惜しみ、今後のジャンプを不安視している。「約束のネバーランド、鬼滅の刃、ついにハイキューも終わってしまったからジャンプ定期購読解約した」人も複数いた。
ジャンプで現在連載中のラインアップを見ると、多くが2015年以降にスタートした作品ばかり。14年以前に連載開始したのは「ONE PIECE」(作者:尾田栄一郎、1997年~)、「僕のヒーローアカデミア」(作者:堀越耕平、2014年~)のみだ。一方、ことし2020年に連載が始まった漫画は「あやかしトライアングル」、「破壊神マグちゃん」、「灼熱のニライカナイ」など、記者が確認した限り約10作品に上る。
長期連載作品から新作への"バトンパス期到来"とも言えそうな動きを、前向きにとらえているツイッターユーザーからは、
「ジャンプ、5年に一度はある人気作品の枯渇だけどちゃんと仕込んでて安心した きっとこの中からまた鬼滅ハイキュー約ネバに並ぶものが出てくる」
「ジャンプが一気に世代交代ターンに入っているの、凄い」
と、次代のジャンプを盛り上げる作品の台頭に胸を膨らませる声が上がっている。