高須院長に似てる! 西原理恵子が池坊保子に惚れた


火鍋談義で盛り上がる西原理恵子さん、山本一郎さん、池坊保子さん

   池坊保子さんをゲストに議論が盛り上がる「火鍋チャンネル」。世代による価値観の違いの話になると、進行役の山本一郎さんが「ゆとりとか悟りとかいろいろあるけど、要は自分が何を価値にしているかが大事」と熱く語り始めた。「価値を実現するために目標を定め、自分をコミットして、それに向かっていくっていうのが...」と言うと、「今、そんな人いませんよね」と青山浩さんがピシャリ。「昔と違って、いい加減にぼーっと生きすぎじゃないです?」と辛口だ。

   学生時代から常に明確な目標を設定し、自己実現をしてきた氷河期世代の2人。一方、池坊さんは、やや異なる見解を示した。

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理想は「選択肢の多い社会」

   「私は若い世代には甘い」と池坊さん。自身も学生時代、漠然と「就きたい職業」はあっても「自己実現」など考えたこともなかったと振り返る。「本来、中高生はいろんなものになりたいものだと思いますよ。でも、漠然と思っているだけで、しかと自己実現なんて思うことないんじゃないですか」

   「それは大問題ですよ」と言う青山さんに、「私はそれでいいと思ってるわよ」と池坊さん。「今までは卒業して就職して、定年まで働くことがスタンダードだったけど、これからは違う。いろんな選択肢があるんです」と、自らの考えを述べた。

   平均寿命が延び、定年後も働き続ける人が増えている。また、10年後には現在の仕事の半分がなくなると言われる中で、希望の職に就けたとしても、10年後、20年後にどうなるかはわからない。「だから、いろんな夢があっていいと思うのよ。漠然と」と池坊さん。「自分には適性がないと気づいた時に、ほかに行ける道は切り開いてあげないといけない。選択肢の多い社会の方が、成熟した社会だと私は思う」

   「選択肢をたくさん用意できる社会に、今はなっていますか」と青山さんが問うと、「なろうと努力はしているけれど、理想的にはなっていない。これから試行錯誤しながらそうなっていくし、みんながそういう意識を持たないと」と未来への希望を語った。

   黙って池坊さんの話にうなずいていた西原理恵子さんは、「立派な方って、やっぱり立派なことを言うんだな」と感心しきりだ。「言うことがうちのダーリン(高須克弥氏)と重なって、聞き惚れておりました」。

   西原さんが語る「育ちのいい2人」の共通点とは? 続きはYoutube「火鍋チャンネル」で。

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ゲスト:池坊保子(いけのぼう・やすこ)
特定非営利活動法人萌木理事長、学校法人医療創生大学理事。元文部科学副大臣。1996年から16年間、衆議院議員として児童虐待防止法や文化芸術振興基本法などの法案作成に関わり、教育に注力した経験を活かし、現在は自身で立ち上げたNPO法人で次世代を担う子どもたちの健全な育成をめざし活動を続けている。
西原理恵子(さいばら・りえこ)
漫画家。1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。88年、週刊ヤングサンデー『ちくろ幼稚園』でデビュー。代表作に『ぼくんち』『毎日かあさん』など。母から娘に向けた生き方指南『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は30万部のベストセラーに。ほか、『りえさん手帖』『ダーリンは74歳』など著書多数。青山浩さんとは一緒にFXに挑戦したり、ネットの魚屋「サイバラ水産」でタイアップするなど旧知の間柄。
公式サイト:http://toriatama.net/

山本一郎(やまもと・いちろう)
情報法制研究所 上席研究員。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT関連のコンサルティングやコンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査を手掛ける。介護と育児の「Wケア」に奔走しつつ文筆活動もこなす。著書に『ネットビジネスの終わり(Voice select) 』『ズレずに生き抜く(文芸春秋)』など。
公式ブログ:https://lineblog.me/yamamotoichiro/

青山 浩(あおやま・ひろし)
株式会社小肥羊ジャパン元代表取締役。1973年大阪府生まれ。東京大学法学部卒。2005年、株式会社ウェブクルー代表取締役社長を経て06年小肥羊ジャパンを設立。勲五等タイ王冠勲章の受勲経験も持つ謎の実業家。何モノかは、西原さんによるウェブ漫画『青山浩と西原理恵子の太腕繁盛記』(https://note.com/xfy_saibara)に詳しい。
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