天然の竹と銅で抗菌作用高めた夏マスク 江戸町民の着物から着想のデザイン

   天然の竹繊維を使用した高機能な夏向けマスク。デザインに日本伝統の色や柄を用い、ファッション性も高い。

   服飾雑貨ブランドのWABIWORLD(東京都渋谷区)が2020年7月8日に発売した、「COOL BAMBOO」だ。

天然竹を素材にした環境にも優しいマスク(画像は「露草ブルー」)
Read more...

竹本来の抗菌・防臭作用がそのまま

   抗菌・防臭や冷感、UVカットなど、夏場で役立つ6つの機能が備わったマスク。特徴は、素材に使用されている天然竹繊維糸「バングロ」と、マスク内部にフィルターとして差し込んで使用する銅繊維シートだ。J-CASTトレンドがWABIWORLD代表の新村牧子さんに電話取材をすると、

「『バングロ』は、天然の竹から取り出した竹繊維とコットンとを混紡した糸です。竹を化学薬品で溶解させて作るバンブーレーヨンとは違い、竹が本来持つ抗菌作用や防臭作用がそのまま残っています」

と説明。また、銅繊維シートについて、「銅イオンには微量金属作用がある」という、これは、水などに溶け出したごくわずかな量の金属のイオンが細菌類の活動を抑える効果で、竹と合わせて抗菌効果が期待できるとのことだ。

日本の伝統色を使用

   マスクの柄は、江戸時代の人々が使っていたものから着想を得て制作した。WABIWORLDの発表資料によると、華美を禁じられた江戸の町民が着物の裏地に採用していた「縞(しま)」や「籠目(かごめ)」模様を参考にしているという。

   カラーバリエーションにも日本の伝統色を使用。露草(つゆくさ)ブルー、わすれなブルー、素色(そしょく)、媚茶(こびちゃ)ブラウン、銀鼠(ぎんねず)グレー、浅葱鼠(あさぎねず)グレーの6色展開となっている。

   販売は、クラウドファンディングサービスの「Makuake」で2020年8月8日まで行われる。

   価格の詳細は「COOL BAMBOO」専用ページまで。

注目情報

PR
追悼