「子づくりは本能」「日本の夫婦はみんな...」少子化テーマに火鍋沸騰

「女性女性って言うけど...」「欲しくないなら、しょうがない」2人の真意は......？

   前回、ゲストの池坊保子さんと教育論で盛り上がった「火鍋チャンネル」。今回は「少子化」をテーマに語り合う。山本一郎さんが「結婚しないのが大きな要素」と問題を提起すると、男性陣と女性陣の意見が分かれ、火鍋談義は一気に沸き立った。

生物的に「一丁目一番地」は子孫を残すこと

   結婚しない、あるいは結婚しても子どもを産まない人が増えているのは「社会に希望が持てないから」と言う青山浩さん。池坊さんは「でも、結婚ってしたほうがいいですか」と疑問を投げかける。「私は若い人に、子どもが欲しかったら結婚しなさいと言うけど、欲しくない人が子どもを産んだら悲劇」。結婚して子どもを産むことがスタンダードという考え方は、虐待を生むおそれがあると指摘する。

   4人の子持ちの山本さんは、「子どもがいらない人は、結婚しないほうがいい」という池坊さんの意見を認めつつも、「子どもが欲しくないと言っていた人も、生まれた瞬間に変わることもある。産んでみなければわからないことが多い」と食い下がる。そして「自分らは生き物なんで、生物学的に一丁目一番地は子孫を残すこと。日本社会で生まれ育った以上、継続させなくてはならない」と持論を展開した。

   「それは炎上しますよ」と突っ込みながらも山本さんの意見を支持する青山さん。男性だけでなく女性にも子どもを増やす本能があり、「母性は子どもが好きになるようにできている」と言う。しかし池坊さんは「そうかなぁ」と懐疑的だ。パートナーとの関係に悩む知人女性を例に「欲しくないなら、しょうがないでしょ」。あくまで個人の考え方だという池坊さんに「日本社会は、子どもがいらない女性は『産まなくてよい』となっている。それは選択だから」と山本さんが理解を示す。

   すると、それまで黙って聞いていた西原理恵子さんが「女性、女性って言うけど、ホニャララ男、すごい多いよ」と急角度から爆弾を発射。曰く、「日本の夫婦はみんなセックスレス」。分が悪くなった男性陣の反応は......？

   4人はこの議論に着地点を見出せるのか。西原さんの爆弾発言と、池坊さんの知人女性から相談を受けたという恋の悩み「あるある」の内容も「火鍋チャンネル」で。

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西原理恵子と山本一郎の火鍋チャンネル

ゲスト：池坊保子（いけのぼう・やすこ）

特定非営利活動法人萌木理事長、学校法人医療創生大学理事。元文部科学副大臣。1996年から16年間、衆議院議員として児童虐待防止法や文化芸術振興基本法などの法案作成に関わり、教育に注力した経験を活かし、現在は自身で立ち上げたNPO法人で次世代を担う子どもたちの健全な育成をめざし活動を続けている。

西原理恵子（さいばら・りえこ）

漫画家。1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。88年、週刊ヤングサンデー『ちくろ幼稚園』でデビュー。代表作に『ぼくんち』『毎日かあさん』など。母から娘に向けた生き方指南『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は30万部のベストセラーに。ほか、『りえさん手帖』『ダーリンは74歳』など著書多数。青山浩さんとは一緒にFXに挑戦したり、ネットの魚屋「サイバラ水産」でタイアップするなど旧知の間柄。
公式サイト：http://toriatama.net/

山本一郎（やまもと・いちろう）

情報法制研究所 上席研究員。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT関連のコンサルティングやコンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査を手掛ける。介護と育児の「Wケア」に奔走しつつ文筆活動もこなす。著書に『ネットビジネスの終わり(Voice select) 』『ズレずに生き抜く（文芸春秋）』など。
公式ブログ：https://lineblog.me/yamamotoichiro/

青山　浩（あおやま・ひろし）

株式会社小肥羊ジャパン元代表取締役。1973年大阪府生まれ。東京大学法学部卒。2005年、株式会社ウェブクルー代表取締役社長を経て06年小肥羊ジャパンを設立。勲五等タイ王冠勲章の受勲経験も持つ謎の実業家。何モノかは、西原さんによるウェブ漫画『青山浩と西原理恵子の太腕繁盛記』（https://note.com/xfy_saibara）に詳しい。
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