TOEIC「久々開催」で申し込みサイトにアクセス集中 首都圏会場すぐ満席
英語能力試験「TOEIC」をめぐり、ちょっとした騒動が起きた。
2020年9月13日に実施予定の「第252回TOEIC Listening & Reading公開テスト」の申し込みが、7月8日朝10時にスタートした。しかし、直後からツイッターには「繋がらない」「申し込めない」といった声が続出。3月から新型コロナウイルスの影響でテストが中止となっていた分、久しぶりの実施に受験希望者が殺到したようだ。
新型コロナの影響で3~6月のテスト中止
TOEICは、国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する、英語によるコミュニケーションとビジネス能力検定試験だ。公式サイトによると、全国約80都市で1年に10回行われており、2019年度は約220万人が受験していた。
しかし、今年は新型コロナの影響で、20年3月~6月に実施が予定されていたテストが中止。9月のテスト実施にあたり、受験者や試験官の安全確保を考慮し、受験者数を一定数に制限するために定員制が導入されることとなった。また、申し込みは先着順での受け付けで、定員数に達した時点で締め切られる。
8日10時に申し込みがスタートすると、たちまちサイトにアクセスが殺到しツイッターには悲鳴が。公開テスト受験は、インターネットからでしか申し込めない。
「もういいやTOEIC諦めた〜なんでライブ並に戦わなきゃいけんの」 「TOEIC申し込みダメだった...」
東京満員で「一番近いのは宮城」「沖縄と函館なら...」
東京など首都圏の会場はすぐに満席となったが、地方会場では定員に余裕があるところも。
「やっと申し込み画面まで行けたと思ったら首都圏全滅、一番近いのは宮城だけどさすがにTOEICに遠征はできないわ」 「TOEIC東京満員らしいから遠征や...」 「沖縄と函館ならまだ会場空いてるじゃん、旅行受検しよっかな」
など、「TOEIC遠征」を考えるツイートも見られた。
国際ビジネスコミュニケーション協会は、7月8日17時に公式サイト上にアクセス集中に関するお詫び文を掲載。「受験者の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます」とした。
次回は20年10月4日に実施予定で、7月22日朝10時から申し込みがスタートする。