マスク「1枚9円」も出現 値崩れまだまだ進行中、大量買いで得をする
新型コロナウイルスの影響で品薄になっていたマスクだが、通販サイトなどで値下がりが止まらない。
InSync(大阪市)が提供するウェブサービス「マスク通販最安値.com」では、毎日マスク1枚当たりの通販における安値を定点観測している。ウェブサービスがスタートした2020年5月7日は1枚33円だったが、1か月後の6月7日には1枚12.6円にまで下がった。
枚数と送料が価格のカギ
マスク通販最安値.comでは、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、Wowma!内で販売されているマスク価格の情報を収集しており、1枚当たりの価格が比較できる。サイトでは最安値順に商品が掲載されている。
同社発表によると、価格の定点観測から2週間経過した5月21日には、税・送料込みの価格ベースで1枚当たりの安値圏が20円にまで下がった。その後、一度も値上がりすることなく、20年6月7日には12.6円という最安値を更新。また、7日には一時1枚9円の商品も登場していたという。
20年6月8日午後、同サイトで1枚当たりの価格が安い上位5つの商品を確認した。
最安値は1枚12円、使い捨ての不織布マスクだ。1枚当たりの価格は安いが、1000枚入りと2000枚入りで大量販売している。価格は、1000枚入りが1万2270円(税込、以下同)、2000枚入りが2万3940円。送料は別で、例えば東京都への配達なら1000枚入りが530円、2000枚入りは1260円が商品価格に加えて必要となる。
次に安い1枚13円、15円のマスクもまた、それぞれ1000枚、2000枚単位での販売だ。13円のマスクは1000枚入りで1万2800円。送料は無料となっている。15円のマスクは2000枚入り2万9999円で、こちらも送料は無料。
続くのは1枚16円のマスクで、こちらは50枚入りでの販売で799円だ。しかし、送料が必要で東京都では750円かかる。