暑い季節にマスク着用で「紫外線が心配」 日焼け止め「いつもと違う夏」の使い方
暑くなるこれからの季節、新型コロナウイルス対策でマスクを着用しても、紫外線予防に日焼け止めを塗ろうと考える人が多いようだ。
ツイッターには「マスクしてる時は基本的にマスク下はお化粧してないんだけど日焼け止めだけは必須」「マスクの下も日焼け止めは必ず塗る」といった書き込みがある。
64%がマスクをしていても日焼け止めを塗る
花王(東京都中央区)のサンケア専門ブランド「ビオレUV」は、「マスク装着時における紫外線・日焼け止めについての意識・実態調査」を実施、2020年5月21日に結果を公表した。調査対象者は首都圏在住の20~40代の女性300人。
マスク着用時、紫外線を気にして日焼け止めを使用している人はどれくらいいるか。「毎回使用している」(44%)「時々使用している」(20%)を合わせると、6割を超えた。
今後さらに気温が上昇しても、回答者の77%がマスクを着用するとしている。着用時に紫外線対策で気になることには、「汗や蒸れ、こすれで日焼け止めが落ちる」(51.3%)「マスク焼け(マスクのムラ焼け)」(47.3%)などが挙がった。
肌にしっかり馴染み、乾くのを待ってからマスクを装着
花王は、発表資料内でマスク装着時の日焼け止めの使い方のポイントを紹介している。
前提として、紫外線は1年中降り注いでいるが、春先から急に増え始めるという。時間帯は、朝10時頃~14時頃がとくに要注意だ。
日焼け止めは「塗れば良し」ではない。使い方次第では効果が十分に発揮されない場合もある。その具体例として花王は、「(日焼け止めの)量が不十分」「まんべんなく塗れていない」「塗り直しの頻度が低い」を挙げている。また、汗や水、蒸れや擦れによって日焼け止めが落ちてしまっていることも考えられるそうだ。
塗る際のポイントは、肌との「スキマ」をつくらないこと。隙間ができると気付かぬうちに紫外線の侵入を許してしまう。そのためには、日焼け止めを肌にまんべんなく、かつ十分な量を塗ることが大切だとしている。塗り残しにも注意。額や鼻、耳など凹凸のある部分、うなじや袖まわり、腕の後ろなど手の届きにくい箇所にも忘れずに塗ろう。
塗った後には、肌にしっかり馴染み、乾くのを待ってからマスクを装着する。さらに「マスク周辺は、特に入念に、重ね塗りすることをおススメします」としている。