緊急事態宣言解除後の外食の姿 店内で飲食「新型コロナ前」には戻れなくても...

   東京など8都道府県を除く全国39県で緊急事態宣言が解除された。これに伴い、飲食店が新型コロナウイルス感染対策を行いながら営業再開する動きが見られる。

   J-CASTトレンドの2020年4月14日付け記事「新型コロナ『外出自粛』で空席目立つ飲食店 誰もいないなら入って食事しますか」で、客の姿がなくガラガラの飲食店で「一人飯」するかを問う調査をした結果、5266の回答が集まった(2020年5月18日17時現在)。内訳は「あり(76%)」、「なし(24%)」となり、ほとんどの人が「店がガラガラであれば」食事をしてもよいと考えている実情が明らかになった。状況が変わってきた今、外食について人々はどのように思っているのか。

緊急事態宣言解除で「外食」どうする?
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慎重派もいれば「冷静に行動すれば」外食OKの人も

「我が県では緊急事態宣言が解除されたけどやっぱり不安だから最低限の移動しかしないよ。買い物もできるだけ避けるし外食もしばらくしない予定」
「そろそろ外食行きたいけど、緊急事態宣言解除されて人がごった返してそうなんだよなー」

   ツイッターの、外食に慎重な人からの声だ。緊急事態宣言が解除されてもためらいがある様子。一方で、食事の写真と共に「ランチに久々に外食した幸せ!」、「久しぶりに外食した。ひとりで個室独占」と喜びを爆発させる人や、一人一人が冷静に行動すれば外食もよいのではないかと指摘する人もいる。

「店の中は席1つ分空いて座ってたし消毒液もあったし、自粛ムードの前のような生活には戻すつもりはないけど、一人一人がしっかり意識して行動してれば多少の外出はしてもいいのかなあと思った」

   外食をしたものの「やっぱり何かまだ怖い感じがする」とツイートする向きも一定数いる。「今日、久々に外食したのね。(中略)時間的に中途半端だったからお客さんも少なくてよかったんだけど厨房見てびっくりよ。作る人、マスクしてないの」と、店舗の感染対策に懐疑的な投稿も一部だが、ある。

「外食をしたいが、心理的にできない」と葛藤

   苦しい状況下で営業再開を決めた飲食店のツイッターアカウントを見ると、「5月中はコロナ感染対策として、原則、常連様のみの営業とさせていただきます。ご理解ください」、「新型コロナウイルス感染対策(換気、アルコール消毒、座席間距離の確保など)をしっかり講じながら、時短営業にて営業を再開致します」など、実施している取り組みを説明しているところが多くある。客の健康と売り上げ、両方を求めていかねばならないようだ。

   記者がツイートを調べた限りでは「外食をしたいが、心理的にできない」と葛藤している人が多かった。長い間自粛している外食への欲求と、感染拡大第二波への警戒との間で揺れ動いている様子が汲み取れる。

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