ペンギンや文鳥に「変身」してコロナ対策 マスク嫌がる子どもも喜ぶ帽子
2020-04-25 12:00:00
子どもがマスクをしたがらない。耳にゴムが引っ掛かる違和感を嫌がるのだ。でも、外出時に家に子どもを残していけない・・・。
こんな悩みを解決してくれるかわいい「帽子」がある。小動物の飼育用品やモチーフグッズ販売店「もも福」(京都市)が手がける「お口ガード☆インコ帽子」だ。こめかみ近くに取り付けられているボタンに、マスクのゴムをかけられる作りになっている。
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不安抱え子連れで外出せざるを得ない人に
価格は帽子と、手作りの布製マスク2枚付で税込・送料別5500円。デザインラインアップはペンギン雛、文鳥、キンカチョウを予定している。サイズは頭囲約50センチ。制作者の「もも福くまお」さんはJ-CASTトレンドに、「帽子のつばがくちばしに見えたので、子どもも知っているペンギンなどを作ってみました。市販の大人用マスクはゴム紐の長さは十分でしたが、子どもサイズでは少し短くきついかもしれない」と話す。
「大人はほとんどがマスクをしているけど、マスクをつけている幼児ほとんど見ないと思ったことがきっかけで生み出した商品です。『耳にかかったゴムが気持ち悪いのだろう』、『一度「嫌!」となると絶対につけてくれない』と娘が幼かった頃のことを思い出し、不安を抱えながら子どもを連れて外出せざるを得ない親の助けになりたいと思いました」
既製品より値段が高くなる分「長く使ってもらえるよう」工夫
子どもに、普段つけないマスクをさせるのは大変だ。もも福くまおさんは「『変身!』と、親とごっこ遊びをする要領で付けてもらえたら」と話す。子どもの頭が大きくなってきたらキャスケットのように乗せ、ボタンにゴム紐をかけてあご紐にすれば落ちない。また新型コロナウイルスが収束しマスクが不要となっても、かわいい帽子として使える。手作りで値段が既製品より高くなる分、便利な機能は何かと考え、長く使ってもらえるように作っているという。
「店舗を自営しながら鳥モチーフの手作りグッズをイベントで販売していますが、コロナのせいでイベントが軒並み延期や中止になり、店の売り上げがほとんどなくなりました。先が見えず自粛が続きますが、自分の作ったものが誰かの役に立ったり、ちょっと楽しくなって笑ってもらえたりしたらいいなと思います」