近所の持ち帰りや出前OKの店を簡単検索 飲食店は登録無料、利用客は会員手続きなし
印刷会社の丸理印刷(岐阜県瑞浪市)は、持ち帰り(テイクアウト)やドライブスルー、出前(デリバリー)対応店を登録し、利用客が検索できるサイト「お店便 eshop.jp」を2020年4月21日に開設する。登録、利用共に無料。
都道府県・市町村などのエリアで絞り込み
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が全国対象となり、外出自粛や営業自粛が続いている。飲食店は店内利用者が激減し、テイクアウトやドライブスルー、デリバリーを始めたところが増えているようだ。
しかし、そもそも外出を控える動きが広がっており、飲食店のこうした努力は周辺地域の利用客に伝わりにくい。「お店便 eshop.jp」は、テイクアウトやデリバリーを実施している飲食店の情報を、よりスムーズに近隣の利用客に周知することを目的に開発された。都道府県・市町村などのエリアで候補を絞り込み、テイクアウトやドライブスルー、デリバリーなどに対応している近くの店舗を見つけられる。
サイトの閲覧は無料で、利用客は会員登録などの手続きをする必要はない。また店舗側が店のプロフィール情報や商品の登録(3点まで)をする際にも料金は発生せず、利用客から実際に注文があった際の手数料なども不要とのこと。
J-CASTトレンドが丸理印刷代表取締役の伊藤健太郎さんに電話取材をすると、「サイトの開設にあたっては、大きめの文字やボタンを採用するといったUI(ユーザーインターフェース)面はもちろん、サイトのドメインをシンプルにする、スマートフォンと連携してすぐに情報を登録できる仕組みにする、などウェブ上での宣伝に不慣れな年配の経営者や外国人の経営者なども利用しやすいような工夫もした」と話した。
また「情報の登録は店舗側が直接確認して自身で行うので、情報としての信ぴょう性も高い」とし、「似たようなサービスが増えていくことが予想されるが、こうした特色が強みだと考えている」と話した。