マスクの買い占め、行列にサヨナラ 購入日や枚数を管理「みんなのマスクカード」
2020-04-16 12:00:00
印鑑などのネット販売を行う「印鑑はんこSHOPハンコズ」を運営する岡田商会(大阪市)は、マスクの過剰な購入を防ぐためのスタンプカードセット「みんなのマスクカード」を、2020年4月15日に販売開始した。
マスクの購入日と購入枚数および店名が記録できる専用スタンプと、マスクの購入時にスタンプを押す台紙となるスタンプカード50枚がセットになっている。
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「行列が懸念されるドラッグストアを中心に提供」
使い方は、まず販売店の店員がスタンプ本体の日付を調節し、客がマスクを購入した際に専用カードにスタンプを押す。次に店員は、スタンプに印字されているマスクの形を模した「枚数記入欄」と、カードに記載されている「金額記入欄」に、それぞれ書き込む。スタンプには日付とともに店名が入り、いつ、どの店で、何枚買ったのかがわかる仕組みだ。
J-CASTトレンドが岡田商会にメールで取材をすると、取締役部長の岡山耕二郎さんは「現時点ではまず、どこよりも行列が懸念されるドラッグストアを中心に提供していきたいと考えている」とした。「この商品の認知が進むなかで、マスクを求めて行列に並ぶことの購入者・販売員双方のリスクや、一部の人の過剰購入により医療従事者ら本当にマスクが必要な人々に行き届かなくなる可能性があることを知ってほしい」とも。
カードは、スタンプを一定数貯めた購入客に所定のサービスを提供することも念頭にデザインされている。岡山さんは取材の中で、「具体的な特典やサービスについてはマスクカードを導入する店舗それぞれの判断にゆだねるが、客側としてはこういった仕組みがある方がカードの利用動機につながると考えている」と説明した。