マスク外して一時保管、場所はどこに 「抗菌ケース」数か月繰り返し清潔に使える
マスクは、飲食や化粧直しなどのタイミングで1日に何度も着脱する。品薄状態が続く昨今、外すたびに新しく取り換える余裕のない人がほとんどだろう。しかし表面が汚れているかもしれず、一時的にでもポケットに入れたり、机の上に置いたりするのには抵抗がある。そんな時に、マスクを清潔に保管できるケースがあると便利だ。
大阪市の芳武印刷が販売する「抗菌マスクケース」は、未使用・使用中マスク両方を一度に収納できるケースだ。PP(ポリプロピレン)製と紙製を展開している。
抗菌・防カビ・防臭の効果あり
芳武印刷公式サイトによると紙製はコストが安くエコで、通気性に優れており、静電気が起こりにくい点が魅力とあるが、どの程度繰り返し使えるのか。J-CASTトレンドが2020年4月3日、取材すると、
「強度のある厚紙を使用して作っているマスクケースで、耐久性はあります。数か月、繰り返し使用可能です。私自身、2019年11月からPP製と紙製のマスクケースをそれぞれ使い続けていますが、いまだにどちらもきちんと利用できます」
芳武印刷広報はこう答えた。同社「抗菌マスクケース」は、抗菌剤入り印刷ニスを表面コーティングしており、抗菌効果に加えて防カビ・防臭の効果もある。もともと、ノベルティーとしてPP製マスクケースの注文を受け付けることが多かったが、2月3日に公式サイトで公開した記事「マスクのつけ方、保管はどうしていますか?」で「紙製抗菌マスクケース」を紹介して以来、個人からの注文が増えたという。同社広報は、
「菌とウイルスは違うので、ウイルスを防げるわけではありませんが、マスクを衛生に管理するうえで役立ちます」
と語った。使い方は簡単で、まずケースを開き、予備の未使用マスクを収納する。次に仕切りでフタをし、使用中マスクを収納したら、ケースを折りたたんで切れ込み口にフタを差し込めばよい(画像2)。
購入は公式サイトからでき、ラインアップは(1)PP製抗菌マスクケース(日本製)サイズ:120×200(ミリメートル)、(2)紙製抗菌マスクケース(日本製)サイズ:100×190(ミリメートル)の2つ。(1)は希望するデザイン1種を含む6種、(2)は決められた6種のそれぞれアソートだ。価格は税、送料込みで(1)2350円、(2)1850円。