やむを得ず車中泊で「安心安全」得るアイテム【アウトドアグッズで便利に防災(2)】
防災グッズライン「LOGOS LIFE LINE」を展開するロゴスコーポレーション(大阪市)とJ-CASTトレンドが、防災用に準備しておくと便利なアウトドアグッズを連載形式で紹介する。
第2回のテーマは車中泊だ。災害時、さまざまな要因があって自宅で暮らせなくなった場合に車での避難生活を余儀なくされる人がいる。そうした時に不安とストレスを軽減できるアイテムを3つ取り上げる。
暑さや寒さが原因で命を落とさないために
1つ目は、主にデイキャンプ時に日除けとして使用する「neos ALカーサイドオーニング-AI」。車体連結用ジョイントで簡単に車体とリンクでき、三方向から出入り可能だ。フルクローズすれば周囲からの視線を遮断でき、車内を寝室とすると、オーニング内はリビングとして活用できる。避難生活で困りがちなプライバシー空間の確保を助けるアイテムだ。価格は2万8000円(税抜き、以下同)。
冷え込みが厳しい時期に被災した場合、睡眠時に寒さが原因で命を落としてしまう恐れがある。通常、アウトドアで車中泊やテント泊をする際に寝具として使用する、マイナス2度対応の「ミニバンぴったり寝袋・-2」があれば、エンジンを切った冬の車内でも安心して眠れる。2人で添い寝できるサイズだが、分離させれば2つの寝袋として使うことができ、収納時はクッションに早変わり。汗をかいても丸洗いOKだ。価格は1万3900円。
ロゴスコーポレーション担当者は、防災用品の備蓄としてアウトドアグッズに関する問い合わせを多く受ける中で、特に寝袋について各企業や市町村が「適正温度目安2度以下を選ぶ傾向にある」と話す。「防災用の寝袋」として必要な時期は冬だからだ。
「気候のよい時期は、寝袋がなくても何とかなるかもしれませんが、寒い冬はそんなことを言っていられません。住んでいる地域によって違いはあるかと思いますが、冬を想定して備える方がよいでしょう」
一方、夏の暑さも命取りになる。夏場に車中泊をする際、エンジンをかけ続けてエアコンを長時間利かせるのは難しい。外気を取り込んで車内温度を下げたい時に役立つのが電池式「2電源・どこでも扇風機(AC・電池)」だ。約1.2キロと軽量で持ち運びやすい。送風目的だけでなく、換気用としてテント内の空気の入れ替えにも使える。風量は2段階調節可能だ。価格は6800円。