臨時休校の子に「楽しい科学技術」動画 「新型コロナ」倒す未来の科学者目指せ
2020-03-02 05:30:00
全国の大学・研究機関の広報担当者有志で作る団体「科学技術広報研究会(JACST)」は、特設サイト「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ」を公開している。
臨時休校により家庭で長い時間を過ごす子どもたちに向け、研究機関の広報担当者がセレクトした「科学技術」に関する動画などを紹介している。
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「さっと」「のんびりと」再生時間で見たい動画選べる
サイト内のコンテンツは「さっと見られる映像」「のんびりと延々見たくなる映像」などにジャンル分けされている。
「さっと見られる映像」コーナーには、身体が切断されても再生する生物「プラナリア」を取り上げた基礎生物学研究所の動画や、日食のメカニズムを伝える国立天文台の動画など、再生時間が数分程度の短い動画を掲載。
「のんびりと延々見たくなる映像」コーナーは、過去に「ニコニコ動画」で生放送された国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人探査機による深海調査の動画、基礎生物学研究所によるアフリカツメガエルの細胞分裂を映し続けた動画など、再生時間が数時間~数日におよぶ動画が並ぶ。
動画以外にも、京都大学iPS細胞研究所が開発した、iPS細胞の発見を疑似体験できるiPad向けゲームアプリ「iPSマスター」や、国立天文台が手がけた、印刷して作る「望遠鏡のペーパークラフト」など科学技術を体験できるコンテンツがダウンロード可能だ。
サイト内に動画を寄せた国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)は、20年3月2日に公式ツイッター上でサイトを紹介。ツイートは同日16時時点で6000リツイートを超える拡散を記録した。担当者は投稿の中で、
「これがきっかけで将来、新型ウィルスにも打ち勝つ技術を開発してくれる『未来の科学者』が誕生してくれたら」
とコメントしている。