「愛情をもって怒る上司」6割が「支持」、福利厚生は9割が「重視」 職場での愛情表現調査
通信インフラサービスを手掛けるALL CONNECT(福井市)は、「職場での愛情表現に関する調査」を実施。20~50代の会社員の男女400人から回答を得、2020年2月17日に結果を公表した。
「職場での愛情表現」とは主に上司のタイプについての質問で、「愛情をもって怒る上司」への支持が全体の6割を超えた。また、会社の福利厚生について聞いたところ、9割以上が会社を選ぶ際に重視していることが分かった。
「婚活支援」より「通勤補助」を
調査ではまず、「あなたはどのような会社で働きたいと思いますか」という問いに対して、全体の6割弱が「会社へのアクセスが良い」(57.0%)と回答した。続いて、「社会貢献をしている」(27.0%)、「オフィスがおしゃれ」(26.5%)という結果だった。男女差が大きく開いた質問は「美女が多い」という項目で、女性は3.7%であるのに対し、男性は25.3%だった。
次に、「あなたは自分が働く会社を選ぶ際、福利厚生を重視しますか」という質問では、「とても重視する」(28.8%)、「まあ重視する」(59.5%)を合わせると約9割が福利厚生を重視することが分かった。あったら嬉しいと思う福利厚生には、「通勤補助(交通費支給、駐車場の完備など)」(57.3%)、「住居手当(家賃補助、近距離手当など)」(52.8%)が多く挙がった。不要だと思う福利厚生で回答が多かったのは、「婚活支援(社外交流・出会いなど)」(39.3%)、「社内コミュニケーション制度(飲み会補助、ランチ補助など)」(25.8%)だった。
続いて、会社の上司に関する調査では、「あなたはどちらのタイプの上司が自分に合うと思いますか」という問いに「愛情をもって怒る上司」または「決して怒らないドライな上司」の2択で尋ねた。その結果、全体の約6割が「愛情をもって怒る上司」(62.8%)と回答した。
年代別に見ると、20代(51人)の66.7%が「愛情をもって怒る上司」と答えたのに対し、30代(97人)は52.6%だった。同社は、20代は30代と比べて自分としっかり向き合ってくれる上司と一緒に仕事がしたいという気持ちが強いのでは、と分析している。
なお、調査は20年2月4日から7日に、ウェブアンケート方式で実施された。