「結婚式」挙げたい男と嫌がる女 「憧れがある」「お金払ってまで...」どう決着
結婚式を挙げるか否か--。入籍予定の交際相手と揉めている女性が、2020年1月21日、女性向けウェブ掲示板「ガールズちゃんねる」に悩みを相談するトピックを立てた。相手の男性は式を挙げたいが、投稿主は「人前が苦手なのでお金を払ってまで苦痛を味わいたくない」ため、挙式は嫌だという。
「せめてウエディングフォトで済ませたいと伝えたのですが、彼氏は友人や親族を招いた『結婚式』に憧れがあるそうです。両親、義両親は2人の好きにすればいいと言ってくれています。みなさんはどう説得しました(されました)か?」
説得されて結婚式を挙げた結果
「説得する」という人たちからは「結婚式は、私が主役だ。私がやりたくないんだから話はそれで終わりだといってやれ」、「そのお金を両親の老後のためにとっておこうって言う」などのアドバイスが寄せられた。
こんな経験談を明かす人もいた。
「私はそのまま人前が苦手、誰を呼ぶ呼ばないを考えるのもゲストのおもてなしも面倒くさい、呼んでするからにはケチれないしお金が高すぎる、2人か身内の挙式+写真で十分、その浮いたお金を新婚旅行に充てるか貯金したいと伝え、徐々に納得してくれましたw」
逆に、「結婚式を希望していなかったが、説得されて挙げた」人たちの書き込みも少なくない。記者が見た限り、「挙げてよかった」派と「挙げたが苦痛だった」派の数に大差はなく、人それぞれのようだ。
「うちは旦那も私も挙げないつもりだったけど、両者の親が望んで説得された感じで結局やりました。ただ親族だけでこじんまりとって感じで。すごく嫌だったけど結果的にはやって良かったですよ」
「私の場合、結婚式をあげたくない私とどうしてもあげたい義両親とで揉めました。私的に結婚式に大金使うよりは新婚旅行に使いたいと言う思いもありましたが、義両親が引かず私が折れる感じで泣く泣く身内だけのこじんまりした披露宴を挙げましたが、義両親はもう少し盛大に挙げたかったようです。精神的にとても疲れました」
「私も主と同じで私が挙げたくない、旦那が挙げたいで結局私が折れて挙げた。写真嫌いなのですっごい苦痛だったけど、なんだかんだ言って親が喜んでたので我慢して良かったかなーと思えた」
「ナシ婚」選んだ女性の半数、その理由は
結婚式場のクチコミサイトを運営するウエディングパーク(東京都港区)が19年12月17日に公表した調査結果に、「ナシ婚(結婚式を挙げない)」に関する興味深いデータがある。結婚式をしなかった20代~30代の女性618人を対象にしたものだ。
「結婚式を行わなかった理由」を調べたところ(複数回答)、最も多かったのが「結婚式よりも他にお金を掛けたいことがあったから(48.9%)」で、次いで「結婚式を行う資金がなかったから(47.7%)」、そして「まわりから注目を浴びることが恥ずかしい(いや)だから(36.9%)」だった。費用をネックに感じている人が半数近くにのぼるほか、自身が花嫁として注目を集めることを嫌がる人が少なくないようだ。
では、結婚の記念として2人でどんなことをしたのか。複数回答で回答を募ったところ、最多回答から順に「結婚指輪を購入(67.3%)」、「家族・親族で食事会(52.8%)」、「記念写真・ウエディングフォト撮影(35.8%)」という結果になった。