「ンョ゛ハー゛」看板撤去後に「看板商品」誕生 パンにバッグ、地元・愛媛でブーム続く
2019-12-12 05:31:58
「ンョ゛ハー゛」
愛媛県大洲市長浜地区のスーパー「ショッパーズ長浜店」に掲げられた「ショッパーズ」の看板。その一部が欠けたことで、「日本一読み方の分からないスーパー」として、ことしインターネット上で注目を浴びた。
看板はネットユーザーに惜しまれつつ、2019年10月下旬に撤去され、店の正式名称が書かれた新しい看板にかけ替えられた。しかし、撤去から1か月半経った今、長浜地区では空前の「ンョ゛ハー゛」ブームが続いている。
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住宅地ではイルミネーションまで「ンョ゛ハー゛」
「ンョ゛ハー゛」の看板は撤去後、店の敷地内に保存され、全国から観光客が訪れるスポットになっている。ショッパーズ長浜店の担当者によれば「(宮城県)仙台市から来た人もいた」ほどだ。
11月下旬からは地元のベーカリーとコラボレーションし、「ンョ゛ハー゛」のデコレーションが施されたクリームパンをスーパーで売り出した。12月12日現在も販売を続け、担当者によれば「用意した数はその日の内に売り切れる」など、「看板商品」になっているという。
「ンョ゛ハー゛」人気は店の中だけにとどまらない。12月5日からは地元ラジオ局・FM愛媛による通販サイト「FMマルシェ」が、「ンョ゛ハー゛」デザインのトートバッグを売り出した。12月12日現在、サイトを見るとバッグは「売り切れ」になっている。
さらに、長浜地区の住宅地では「ンョ゛ハー゛」をイルミネーションで再現する家も現れた。
人口6341人(19年11月30日現在、大洲市住民基本台帳より)の長浜地区で続く、空前の「ンョ゛ハー゛」ブーム。同店の担当者は、
「みなさんが乗っかってくれているので、それで長浜が盛り上がればいいかなと思っている。愛媛県外から来る人がもっと増えてくれたら」
とさらなる盛り上がりに期待を寄せた。