池袋から新たな文化発信 講談社が1棟4ホールのライブエンタメビル開業へ
講談社(東京都・文京区)は、LIVEエンターテインメントビル「Mixalive TOKYO」(ミクサライブ東京)を東京・池袋に開業することを2019年12月6日に発表した。
2020年3月19日オープンを目指し、1階~3階を除いた地下2階から地上9階に、シアターやライブスペースなど4つのホール、物品販売エリア、ライブカフェなどを展開する。
舞台劇場やライブカフェも
施設は池袋駅から徒歩4分の場所にある、今年7月12日に閉館した映画館「シネマサンシャイン池袋」を新たにリノベーションする。
発表会には豊島区の呉祐一郎副区長も出席し、「豊島区ではまち全体が舞台の、誰もが主役になれる『劇場都市』を目指しているため、今回のプロジェクトは非常にふさわしい場所であると思っています」と話した。
施設内には、キングレコードが運営するスタンディングで350人が収容可能の「Club Mixa」(クラブミクサ)や、講談社が運営しトークイベントなどが開催される予定の「Hall Mixa」(ホールミクサ)、テレビ東京が運営する「Studio Mixa」(スタジオミクサ)、ブシロードが運営しグッズ販売を行う「Store Mixa」(ストアミクサ)、ネルケプランニングが運営する舞台劇場「Theater Mixa」(シアターミクサ)が開設され、最上階の9階には人気作品をテーマにしたライブカフェが展開される。また、UUUMは所属クリエイターのライブイベントや展示会などコンテンツ面で協力していくという。
講談社の野間省伸社長は「読者や消費者と直接触れ合える機会が欲しかった」とプロジェクト発足の理由について説明し、「漫画、小説、実用書など様々なコンテンツを『ライブ』という形に変換し、舞台やトークショーなどで皆様に届けたい」と意気込みを語った。
番組連動イベントで参画するテレビ東京の小孫茂社長は、「『面白いものをライブでやる』ということだけで(我々パートナー企業は)集まっています。特色の違う企業がひとつの場所にそろうというのはかつてないことで、いろんな形のコラボを考えています」と述べ、具体的な中身については決まっていない部分が多いため今後に期待してほしい、と話した。