引っ越しと不要品整理をワンストップで 楽天ら3社連携サービス「フリマ引越」
2019-11-27 04:03:43
スマートフォン1台で、引っ越しと不要品整理への申し込みがワンストップで実現する「フリマ引越」が2019年11月25日にスタートした。
GLIDE(東京都新宿区)が提供する、部屋の写真を撮るだけで見積もりが即座に確認できる引っ越しシェアリングサービス「Hi!MOVE(ハイムーブ)」と、楽天(東京都世田谷区)のフリマアプリ「ラクマ」、モノが社会でシェアされる仕組み「シェアリング・プラットフォーム」構築を手掛けるトランク(東京都渋谷区)の、スマホアプリで荷物の集荷や取り出しが管理できる宅配型収納サービス「カラエト」の連携により誕生した。
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届くダンボールに不要品を詰めて送るだけ
同サービスの流れはこうだ。「Hi!MOVE」専用サイトで引っ越しの申し込みをした際、同時に「フリマ引越」の利用を希望すると、「カラエト」から専用ダンボールが送られてくる。そこに、引っ越しの荷造りの際に出てくる不要品を詰めて返送すると「カラエト」が出品者となって、「ラクマ」に不要品を代行出品する。
出品物が売れた場合は、代行送料と代行手数料を差し引いた金額が利用者に振り込まれる。出品された月から翌月末までの間は、出品商品の取引がなくても費用はかからないが、同期間を過ぎても取引がなかった出品物は、「ラクマ」から宅配収納サービス「カラエト」に移行される。移行後も1か月無料でサービスを利用可能だ。ユーザーはその間に商品を保管し続けるか自宅に返送するかを決められる。
「フリマ引越」は、3つのサービスの「不要品による廃棄物やコストを削減したい」という共通の考え方のもと実現した。発表資料には「今後も不要品や引っ越しといった住環境関連の課題を解決し、持続可能な循環型社会の形成に貢献するべく取り組んでいく」とある。