規格外のハーブやコーヒーの出涸らし活用した色 トレーサブルウェア
豊島(名古屋市)が展開するプロジェクト「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」は、完全受注型でボーダーカットソーを制作するG.F.G.S.(新潟県加茂市)とコラボレーションしたトレーサブルウェアを、2019年11月1日からFOOD TEXTILEオンラインショップで発売。
「FOOD TEXTILE」と「G.F.G.S.」コラボ
G.F.G.S.は新潟県加茂市の商店街で「完全受注生産」にこだわったオリジナルカットソーやORDERBORDER(オーダーボーダー)を制作。また、ファッション業界から廃棄食材を再活用するプロジェクト「FOOD TEXTILE」は、繊維商社豊島が食品とアパレル業界の架け橋として、食べ物がもっている「色」に着目。染色化する独自技術を活用し、様々な食品関連企業から提供された食品残渣を各アパレルブランドと連携し、商品化を進めている。
今回販売するTシャツは、FOOD TEXTILEが様々な食品の"色"を使用して染め上げた糸を元に、G.F.G.S.が加茂市で編み立て、裁断、縫製まで一貫して行った。「どの原料を使っている色なのか」「その製品にどれくらいの残渣が使用されているか」「誰が編立から縫製までしたのか」がトレース可能な両社だからこそ実現したコラボ商品だという。
糸は農場から紡績までを一貫して追跡できるトルコオーガニックコットンを使用。ラインアップカラーの「赤かぶ」の元になる色は、長野県木曽町の未利用の赤かぶ、「ルイボス」は生活の木から規格外のハーブ、「ドリップコーヒー」は猿田彦珈琲からドリップ後の出涸らし、「さくら」は山眞産業の花びら舎から規格外の食用のさくら、「抹茶」は南山園から規格外の茶葉、「ブルーベリー」は堀内果実園から規格外のブルーベリーを使用している。
ボーダーロンT、ソリッドロンT(各1万2000円、メンズ・レディース・キッズ各サイズS/M/L)をラインアップ。
価格はいずれも税別。